さわかみ投信とひふみ投信の運用成績・方針・手数料を徹底比較~おすすめの資産運用法は何なのか~

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こんにちは!ワタルです!

前回評判のひふみ投信の魅力を解説する~運用方針・利回り・手数料を徹底解剖~でひふみ投信にして分析していきましたが、今回はおなじ独立系投資信託のさわかみ投信を紹介しひふみ投信と比較していきたいと思います。

さわかみ投信とひふみ投信の共通項

さわかみ投信とひふみ投信の共通項についてまず述べていきたいと思います。

独立系の投資信託

まずこの二つの投資信託の共通項としては、独立系投資信託という点です。

普通は野村アセットマネジメント等の大手の資産運用会社が運用をして、販売は証券会社に委託という形態をとっているのですが、独立系投資信託は運用から販売まで一貫して行っています。

この独立系投資信託の駆け出しと言われるのが、さわかみ投信です。

アクティブファンド

日経平均やTOPIXのような指数(インデックス)に連動するような投資信託をパッシブファンドといいます。

一方、さわかみ投信やひふみ投信のように指数連動型ではなく、市場平均よりプラスんお運用成績を追求するアクティブファンドといいます。

そして後述するように程度の差こそあれ両ファンドともに日経平均やTOPIXの成績を上回っています。

運用方針の違い

ひふみ投信については前回申し上げた通りグロース株投資です。ただ以前三井物産銘柄研究:(3月19日)で分析した通り、割安銘柄も一定程度組み入れております。

また組み入れ銘柄としては以下のように大型、中小型、海外株を柔軟に組み入れています。

さわかみ投信については相場のうねりを利用した割安銘柄に投資をして、長期的に保有するバイ・アンド・ホールド戦略を謳っています。

組み入れ銘柄は現在88%が東証一部銘柄ということで、日本株の大型銘柄中心の構成となっており、実際組み入れ銘柄第20位までをみると誰もが名前をしっているような企業がずらりと並んでいます。

現在の保有銘柄TOP10は以下のようになっています。

因みにざっと現在2018年3月23日時点での上位三銘柄のPER、PBR、ROE、ROAを纏めると以下のようになります。

指標について、あまり良く分からない方は以前投資を行う上で重要な指標(PBR、PER)をわかりやすく解説する投資を行う上で重要な指標(ROE、ROA)をわかりやすく解説する分かり易く纏めておりますので参考にしてみて下さい。

ブリヂストン
PER 11.32 PBR 1.47 ROE 12.5% ROA 10.4%

日本電産
PER 37.19 PBR 5.31 ROE 13.87% ROA 7.3%

花王
PER24.31 PBR 4.56 ROE 19.8% ROA 14.8%

参考までに現在の日経平均のPERは12.61でPBRは1.19と企業業績が堅調なこともあり、過去最低水準です。日経平均と比べても指数だけみても割高であることが分かります。

ただ日経平均のROEが8%であることを考えると、ROEが高くて利益が順調に伸びているバフェットが好むような銘柄に投資しているといえます。

運用成績を比較

ひふみ投信の成績については非常に良好で、日経平均やTOPIXが大きく沈む時も、なんとかプラス又はマイナスを小さく抑え、日経平均・TOPIXが上昇するときは更に大きな上昇となっていました。(青:ひふみ投信 赤:TOPIX)

この図からもアクティブファンドとして日経平均を大きく上回っており、右肩上がりなことが分かりますが、私が注目するのは下の図です。

特にリーマンショックをプラスで終えているところは流石と言わざるを得ませんね。

ひふみ投信は現金比率を最大50%まで引き上げることが出来るため、相場下落時の損失を抑えることが出来ます。実際、リーマンショック時の現金比率は40%台でした。

更に運用方針として、日経平均下落の影響をあまり受けない中小型株を多く組み入れている為、相場下落時の耐性が強いのです。

次にさわかみファンドなのですが、以下TOPIXとの5年比較と10年比較をご覧ください。

【5年比較】青:さわかみ投信 赤:TOPIX

【10年比較】青:さわかみ投信 赤:TOPIX

10年間だと2倍程度のリターンとなっていますね。ただリーマンショックやチャイナショックの下落幅はTOPIXと同等で、先程みたように割安株投資とはいえない構成なので相場下落の影響をもろにうけるところは要注意です。

大型銘柄中心の為、日経平均やTOPIXに連動しやすいわけですね。日経平均やTOPIX連動投資信託やETFで取引する外人はかなり多いため、日経平均やTOPIXが下落するとファンダメンタルに関係なく下落するのです。

ではひふみ投信と比較するとリターンはどうなのかを比較した図が以下です。

色が変わってしまっていますが、(赤:ひふみ投信、青:さわかみ投信、緑:TOPIX)

ひふみ投信はさわかみ投信の4倍、TOPIXの8倍の成績を残していますね。

10年の結果をみれば、圧倒的にひふみ投信の方が優れていることが分かると思います。

手数料と分配金

両方とも購入時と還元時の手数料は両方とも0です。掛かってくるのは年率で掛かってくる信託報酬のみです。

ひふみ投信の信託報酬は1.0584%ですが、長期投資を推奨している為5年経過したら一旦1.0584%の手数料を受け取り、その中から0.2%分をひふみ投信を再購入。

10年経過した場合は0.4%分を再購入という、還元制度をとっています。

さわかみ投信の信託報酬は永年1.08%/年で不変です。長期投資を行うのであればひふみ投信に分があると言えるでしょう。

まとめ

これまでの比較を通じて総括していきます。

どちらが魅力的か

ここまで見てきて何といっても運用成績の面で、相場下落局面に強く尚且つ上昇時に大きな上昇をみせるひふみ投信が、殆ど市場平均と変わらないさわかみ投信より投資先として魅力的なことが分かります。

この要因はひふみ投信のファンドマネージャーである藤野氏のファンドマネージャーとしての手腕が優れていることは勿論として、現金比率を自由に変えられるところ、中小型銘柄を組み入れていることが大きな要因となっていると考えます。

ひふみ投信ともう一つの軸

ひふみ投信は基本はグロース株投資で、さわかみ投信はバリュー株投資でした。

以下ご覧いただければ、長期的にバリュー株投資がグロース株投資を上回っています。

(赤:バリュー株 灰色:グロース株)

グロース株投資で素晴らしい実績を収めているひふみ投信は非常に素晴らし投資信託ということが分かります。然しひふみ投信も割安銘柄を多分に組み込んでいることも忘れてはいけません。

本来、さわかみ投信が謳っているバリュー株投資を確りと実践しているのであれば、相場下落時に日経平均・TOPIX共に下落せず下落したとしても最小限に抑えることが出来ます。

然し、実際に組み入れ銘柄をみるととても割安といえるような水準にはなっていません。グロース株の軸をひふみ投信としつつ、真のバリュー投資を実践しているファンドに投資することにより、どのような相場にも対応できるポートフォリオを構築することが出来ます

真のバリュー株ファンド

本当のバリュー株投資は投資の帝王ウォーレン・バフェット氏の師である、ベンジャミン・グレアム氏の手法に則った方法です。

ここではその手法については割愛しますので、興味のある方はネットネット株って何?ベンジャミン・グレアムの投資手法を分かり易く解説<図解有り>を参考にしてみて下さい。

グレアム氏自体の実証検証と上記のグラフを加味すると100年に亘って市場平均を上回るという歴史的にも証明された方法なのです。

日本にもこの投資手法を実践し、創設以来投資家目線で10%以上の利回りを出し続け、マイナス運用は0の真のバリュー株投資ファンドは存在しており、私も投資を行っています。

以下おすすめファンドランキングに纏めておりますので、参考にしてみて下さい!

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