グロース株(成長株)投資とバリュー株(割安株)投資の違いを解説

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こんにちは!ワタルです!

株式投資の手法を大別するとグロース株投資つまり成長が期待できる株に投資する投資手法とバリュー株投資つまり割安株と言われる銘柄に投資する手法に大別できます。

今回はこのグロース株投資と割安株投資の違いについて説明した上で、資産運用におすすめなのはどちらなのかという点を書いていきたいと思います。

両者は本質的には同じ?

まず皆さんグロース株投資とバリュー株投資が本質的に異なるものだと理解されているかたもいらっしゃると思うのですが、実は本質的には同じだということを説明したいと思います。

皆さんある株を買う時は何を思ってかうでしょうか?

当然、いうまでもなく将来値上がりすると思うから買うわけですよね。将来値上がりするということは、現時点の価格は安いと思って購入判断をするのだと思います。

バリュー株投資もグロース株投資も、現時点で安いと思って購入するという点においては全く同じなのです。

かの有名なウォーレン・バフェットも一見、ROEが高い成長株を選んで購入していますが、彼の投資の根本を成しているのは彼の師であるベンジャミン・グレアムのバリュー株投資なのです。

左がベンジャミン・グレアムで右がバフェット氏です。

グロース株投資とバリュー株投資の違い

両者は何が違うのかということを見ていく前に、まず理論株価というものについて説明していきたいと思います。

理論株価=(①純資産価値+②今後の事業価値) ÷ ③発行済株式数

で表すことが出来ます。

この式の意味するところを図示すると以下のようになります。

現在持っている純資産 (総資産から総負債を引いたもの。個人でたとえると2000万円の貯金があり、1000万円のローン等に借金があれば、純資産は1000万円になります)

と、今後の収入を現在の価値に引き戻した数値の合計が現在の企業の価値ということになります。

なぜ割り引くのかということについては、今の1万円と1年後の1万円の価値は異なるという経済学では基本となる考えによっています。

今の1万円を安全運用して2%なら1年後の1万200円と同じ価値ということになるので、1年後の1万円は現在の価値にするには反対に2%割り戻して1万÷1.02=9,803円ということになるのです。

要は今いくら持ってて、将来いくら稼ぐのかということですね、非常に分かり易い考え方だと思います。

グロース株とバリュー株の違い

それでは愈々両者の違いについて踏み込んでいきたいと思います。

バリュー株とグロース株では以下の理論株価で見ている部分が違うのです。

理論株価=(①純資産価値+②今後の事業価値) ÷ ③発行済株式数

グロース株

グロース株では①純資産価値と②今後の事業価値を評価してますが、より②に重点を置いて割安かどうかの評価を行います。

つまり将来見込まれる収益を現在の価値に割り戻したところ現在の株価より大幅に高くなるので、現在の株価は安いと見込んで購入する手法ということです。

つまり市場は、該当企業の成長の織り込みが弱いから、自分の見込んだ通り成長すれば株価は飛躍的に上昇すると考えて投資判断を下す訳です。

バリュー株

ここでいうバリュー株はバリュー株提唱者のベンジャミン・グレアム氏が提唱した本格的なバリュー株投資であり、単によの中で言われているような低PBR、低PER投資とはことなります。(参照:ベンジャミン・グレアムの投資手法を分かり易く解説<図解有り>)

本格的なバリュー株投資では②今後の事業価値を算定にいれず、現在の①純資産価値だけにFocusして投資判断を下します。

つまり今現在持っている企業の純資産が株価に対して割安だから購入をしようというわけですね。

どちらが資産運用に向いているか?

どちらが資産運用にむいているかという点ですが、まず資産運用に向いている投資について説明すると、資産運用を行う目的は資産を投資によって着実に安全に殖やしていくことだと思います。

最も重視しなければいけないのは、投資元本を極力毀損することなく5%~10%の運用利回りを積み重ねて複利効果で大きな資産を将来的に築くことだと思います。

大きな利回りを狙うのであれば、グロース株が適しているかもしれませんが、反対に大きく元本を毀損する可能性があります。

ベンジャミン・グレアムもグロース株に関しては警鐘を鳴らしています。(参照:ベンジャミン・グレアムの考え方特集1~バリュー株投資のすすめ~)

つまり未来というのは不確実なことが起こるものであり、5年から10年という長期的な未来の収益を見通すのは難しい。

また短期的な未来については既に株式分析のプロ達が分析しつくし予想した結果が現在の株価に織り込まれており、彼らより正しい分析を行うのは至難の業である。

そのため未来の価値を想定した投資は失敗する可能性が高いと警告しております。

一方バリュー株投資は今時点での確かな企業の資産から投資判断を下します。本格的なバリュー株投資の手法を紹介すると、以下のような条件を満たす企業の株を購入します。

資産の中の現金や売掛金、受取手形、有価証券等の現金性の資産から全ての負債を引いて残ったネット現金性資産ともいえる保守的純資産が時価総額を上回っている株を購入します。

これはいいかえると、借金を払った後に残った企業の現金性の資産だけで時価総額を上回っている企業を買うということです。

分かり易く、非人道的ではありますが人間で説明しましょう。あくまで分かり易い例としての解説ですので、ご容赦下さい。

Aさんは貯金を3000万円の他にを保有し、更に公認会計士の資格と税理士の資格を持っています。

Aさんは家のローンの残りがあり、借金が1000万円あります。

このようなAさんが市場で1500万円で売られていたらどうしますか?

Aさんの純資産は貯金の3000万円からローンの1000万円を差し引いて2000万円となります。

更に彼は家も車といった資産を保有し、公認会計士や税理士といった無形固定資産ともよべるものを保有しています。

そんなAさんが1500万円で市場で取引されていたら、当然魅力的ですよね!ということです。

重ねてですが、あくまで分かり易さの為に例として持ち出しただけで人身売買を肯定するつもりは全くありません。

当然、このような条件を満たすような企業を購入すれば、現金価値だけで株価を上回っているので、今時点で企業が解散したとしても清算配当により利益を貰えることが出来ます。

このように今時点のバランスシートを分析しきって割安と判断した企業の株価は当然下落リスクも低く、安定した資産運用に適した手法であるといえるのです。

実際以下バリュー株投資とグロース株投資を長年にわたり比較したグラフではバリュー株投資が市場平均やグロース株投資をアウトパフォームし続けていることが分かります。

 

おすすめの運用手法

ただ単に低いPBRや低いPERといった理由で投資するわけではなく、確りと分析した上で投資を行っている管理人が投資している投資ファンドでは毎年10%程度の利回りを創設以来6年間上げ続け、更に半年ベースで下落したことは今まで一度も御座いません。

更に能動的に株価を上昇させるよう、経営陣に働きかけるというアクティビスト的な行動もとっており、守りだけではなく積極的に株価を上昇させていく動きをとっております。

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