バフェット流の銘柄選択手法①:概念編

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皆さん!こんにちは!

投資の現役の王様ウォーレン・バフェット氏の銘柄選択手法について書いていきたいと思います。今回はバフェットの銘柄選択する際の考え方の概念的な部分について説明していきたいと思います

皆さんの参考になれば幸いです。

バフェットの視点

まずバフェットの相場の捉え方について書いていきたいと思います。

今もそうですが、相場の95%の参加者は今その時々の決算がよかっただとか、自己株買等の良いニュースで買って、決算が悪いニュースやちょっとした不祥事で売ってという短期的な視点で株を売買しています。

これは私も総合商社で為替トレーダーをやっていたので、凄く良くわかります。本当にブルームバーグやロイター等の金融端末で流れるニュースを元に、相場がばんばん動いていくのです。

目の前に座っているトレーダーとしてはそれで売買しなければ、座っている意味がないだろとしばかれるのです。株式市場でも当然同じことが銀行や証券会社で行われているのでしょう。

バフェットはこのような短期的なニュースが時に企業の価値を過大評価し、悪いニュースが過小評価されること、しかし長期的には企業の株価は本来の価値に収斂するのを師のベンジャミン・グレアム氏からの教えもあり理解していました。

その為、バフェット氏は短期的な視点の投資家達によってて過小評価されている、優良銘柄を購入して適正価値になり、成長する限りにおいてホールドし続けるという手法でここまでの資産を築き上げました。

バフェットは悪材料ニュースがでて株価が下落した時に目を爛々と輝かせているのです。

これ、私も大学時代にまず最初に勉強してしっていたのですが、知るは易く、行うは難しですね。総悲観のなかにこそ、真の買場がありますが、そこで手をだせる心臓の強さを鍛えるのは永遠の課題です。

そしてバフェットが購入するのは、このただ単に安いというだけの銘柄ではなく、優れた経済価値つまり持続的な競争力をもつ企業という条件が加わります。

持続的競争力を持つ企業とは

上でバフェットが株を購入する条件は、持続的競争力を持つ企業が、悪いニュースなどによって過小評価されている時と書きました。

バフェットは、本質的に健全な事業を営み、尚且つ持続的に高い収益力を持つ企業と定義しています。このような企業は、株価の下落を乗り越えて、更に上昇していくと。

持続的に高い収益力を持つ企業とは、価格競争型の企業ではない消費者独占型の企業を指します。

要はダンピング競争をしないと物が売れなくなっていくような商品を製造している企業ではなく、高くなってもその企業の商品が欲しいと人々が渇望するような独占的なブランド価値をもているような商品を世に出している企業ということです。

この二つを見分ける一つの指標としてバフェットは売上高利益率在庫回転率に注目しています。バフェットはこの二つが高い企業を選好し、最低でもどちらかが高い企業を投資対象にしていました。

共に低い企業には決して手を出しませんでした。

売上高利益率とは例えば200円で売られているジュースから得られる利益が100円であった場合50%という指標で、売上のうち利益がいくら出ているかという指標です。

独占的なブランドを持っている企業では、たとえ値段を上げても消費者が、その商品を欲しがるので高い値段をつけることができ、売上高利益率が高くなる傾向にあります。

在庫回転率は売上原価を期間中平均在庫で割って算出します。
期間中平均在庫=(前年度期末商品残高 + 今年度期末商品残高) ÷2

要は、どれだけ商品が売れていっているかという指標で、独占的なブランドを持つ企業では、皆が欲しがるので作った瞬間に売れていく為、在庫回転率は高くなる傾向にあります。

価格競争型企業の特徴

それでは上で述べたバフェットが決して投資しない価格競争型の企業の特徴について、もう少し詳しく見ていきましょう。

価格競争型の企業では企業間の競争が激しく、ビジネスの成否が商品やサービスの価格のみに依存している産業に多く見られるとしています。例えば以下のような業界です。

・紙・パルプ
・林業・製材
・石油・天然ガス
・鉄鋼製品
・航空会社
・穀物生産

まあ確かに、値段以外見ないですよね。航空会社なんて、本当値段重視だと思います。一部のお金持ちを除いては。

バフェットは自動車業界もこの分野に加えていましたが、私も含め一部の自動車好きには受け入れがたかったので敢えて↑のリストからは除きました笑

これらの企業では価格競争に巻き込まれる為、利益は不安定で事業を拡大したり、新たな分野に進出する資金もままならず成長が見込めないと述べています。

更にもう一つの特徴として、価格競争型の企業は競争力維持の為に設備更新を頻繁におこなっており、多額の長期負債を抱えているとしています。

例としてGMは1990~2000年の累積利益300億ドルに対して2000年には1360億ドルの長期債務、ユナイテッド航空は1990~2000年の累積利益40億ドルに対して2000年には50億ドルの長期債務を抱えていました。

これほどの債務を抱えていれば、新たな革新を引き起こす為の資金が捻出できませんね。。

消費者独占型企業の特徴

次にバフェットが好んで投資した消費者独占型企業の特徴について書いていきます。

バフェットは重要なのは、その企業が有している商品の競争力と、その持続性が重要であるとのべています。

競争力

まず競争力については、ユニークな商品やサービスを提供している会社で、例として以下のような企業の商品とサービスを挙げています。

KFCのフライドチキン
アンハイザー・ブッシュのバドワイザー
コカ・コーラのコーク
H&Rブロックの税務サービス

このようなブランド製品は、その会社からしか買えません。またある地域に一つしかない新聞も、その地位式に広告をいれたい時にはその新聞社の言い値で掲載しなければいけないので独占的といえます。

つまりブランド力や、地域的な独占力を有していることが競争力を有している企業の条件で、このような企業は自由に価格設定ができるので利益が高くなります。

私としては小学生からグリコのカプリコに魅了されて毎日食べているので、私にとっての消費者独占型企業なのですが、グリコ自体はいまいちなので、なんともいえませんね。

日本のバフェット銘柄は発掘しましたら、また皆さんに共有したいと思います!

然し、バフェットはこれだけでは投資の判断を下しません。次にあげる持続性が高いことを要件にいれています。

持続性

上記でのべた競争力を維持するのに多額の設備投資を必要とせず将来にわたり競争力を持続できることを指します。

この持続性によって、企業の収益が簡単に予想することが出来ます。毎年同じ商品を作るので、例え悪材料がでても来年の売上は確保できるため下落を乗り越えることが出来るのです。

次に高い収益力を維持することができるので、株主に対して配当を支払う余裕も出てきて株価還元策が出やすいいうことも要因として挙げています。

そりゃそうですよね、売れると分かっている商品があって、新規の設備投資がいらないのであれば、お金が毎年余っていきますからね。

バフェットが永久投資銘柄としているコカ・コーラでは80年間同じ製品を作り続けていますからね笑 当然多額の研究開発費や新規工場等の設備投資も限定的でしたでしょう。

まとめ

バフェットは近視眼的な目線で投資をせず、持続的な競争力を有する消費者独占型の企業が一時的に下落した時にすかさず買い向かい長期保有するという手法で大きな資産を築きました。

今回は概念的な説明にとどまりましたが、次回は更に詳しくバフェットのいう消費者独占型企業がどのような特徴を有しているのかということについて言及していきます。

 

 

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