ヘッジファンドのベストな購入方法とは?投資オタクが解説する。

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こんにちは!ワタルです!

私は個人での運用と同等の規模で、信頼できるヘッジファンドに自分の資産を預け入れておりヘッジファンドの優位性についてもこれまで様々な記事で説明してきました。(参照:ヘッジファンドの優位性)

では実際ヘッジファンドにアクセスするのはどうすればいいの?という疑問に突き当たる方も多いと思います。

今回は日本でヘッジファンドに預ける三つの方法を解説した後、どの方法が資産形成を行う上で適しているかという点について説明していきます。

今回のポイント
・ヘッジファンド型の運用を目指す投資信託があるが本当に模倣できているとはいえず、成績は芳しくない
・ヘッジファンドが日本の証券会社を通して投資信託という形で卸しているものもあるが、手数料が元々のヘッジファンドよりも高い
・プライベートバンカー(PB)を通して購入すると、PBに手数料が多く落ちる商品を紹介されるリスクがあり、PB起用自体にも手数料がかかり高額となる。
・運用規模が大きいヘッジファンドの成績が高いとは限らない
・直接ヘッジファンド担当者に会って、説明を受けた上で投資を行うのが最も推奨できる購入方法

 

証券会社で販売されているヘッジファンド型の投資信託を購入する

まずは一番アクセスしやすく、皆さんにも馴染みが深い投資信託という形でヘッジファンドに類したものを購入する方法です。

最近はヘッジファンド型の投資信託が証券会社によって販売されていることがありますが、このようなケースを以下の二つに分かれます。

ヘッジファンドと同様の手法を用いて証券会社のファンドマネージャーが運用する投資信託

ヘッジファンドマネージャーによって運用するわけではなく、日本のサラリーマンファンドマネージャーが投資手法のみヘッジファンドの運用手法を真似て運用しているファンドです。

<メリット①>投資分野を選択する必要がない

普通の投資信託では新興国株式ファンドや先進国高配当銘柄ファンドのように、自分で投資する分野を決定する必要があります。

然しながら、ヘッジファンドと同様の手法つまり、どのような市況環境であっても収益を追求する手法である為、投資家本人が投資事業領域を選択する必要はありません。

<メリット②>手数料が抑えられる可能性がある

収益が発生した場合の手数料が抑えられる。

ヘッジファンドの手数料はあげた収益の分に応じて手数料を頂きますという形態ですが、投資信託では預入残高に対して手数料が徴収されます。

仮にこのような投資信託が、ヘッジファンドと同様の収益を上げているのであれば、手数料は安く抑えられますが、下で詳しく説明しますが総じてこのような投資信託の投資利回りは低くヘッジファンドの利回りを大きく下回ります。

手数料が安かったとしても最終的な収益が芳しくありません。

<デメリット>ヘッジファンドと同様の成果は出せない
実際のヘッジファンドに比べて利回りが低く、安定して10%以上稼いでいるファンドは皆無です。

ヘッジファンドの運用スタイルを真似ているといっても、重要なのはスタイルではなく、どのような投資哲学・運用手法で運用しているかであって、この核心を模倣できなければ意味がありません。

ヘッジファンドがこの核心部を全て公にするはずもなく、投資信託がヘッジファンドと同様の運用手法で運用することは不可能で、最終的な収益もヘッジファンドと比べて見劣りするものとなります。

例えるなら門外不出のスープで人気を博しているラーメン屋のスープの味を真似しようと家で試行錯誤をしているようなものなのです。

絶対収益を目指している以上、ファンドマネージャーとそのチームの実力こそが絶対的に重視するポイントであることは言を待ちません。

モチベーションという観点からもサラリーマン型ではなく収益を上げた分のみ加速度的に収入が増えるヘッジファンドマネージャーの方が高く、相場に向き合う真剣さも投資信託のマネージャーとは雲泥の差があります。

ヘッジファンドが日本の投資信託の形にして日本の証券会社が販売

これは上述とは異なり、ヘッジファンドが実際に運用を行い、投資信託という形で日本で販売する投資信託です。

<メリット>ヘッジファンドの本物の運用が享受できる
上述の日本のファンドマネージャーが運用する手法と異なり、実際に運用するのはヘッジファンドのファンドマネージャーであり本物のプロの運用を享受出来る。

<デメリット>
手数料が元のヘッジファンドに比べて高いことです。

元々のヘッジファンドに直接投資するわけではなく、証券会社を通じて購入することになりますので、ヘッジファンドへの手数料に加えて証券会社への手数料を支払わなければいけません。

先程のラーメン屋の例でいうと、門外不出のスープを作っているラーメン屋の店主が家に来てラーメンを作っているという例えがしっくりくるかと思います。

店で食べるのに比べて、家に呼ぶことによって出張費が掛かりますからね。

手数料控除後のヘッジファンドの利回りが10%であったとします。平均的な投資信託の預入資産に対して3%と考えますと、最終的な利回りは6.7%となります。

関係者が多くなればなるほど最終利益が小さくなるというのはどのビジネスでも同じことだと思います。

プライベートバンクを通じてファンドを購入する

シンプルにプライベートバンクを通じてヘッジファンドを購入する方法です。

<メリット>著名ファンドへのアクセス
大手の外資系金融は世界中のヘッジファンドにコネクションがあり、超有名な一流のヘッジファンドに投資することが出来ます。

<デメリット①>敷居の高さ
敷居が非常に高いです。最低口座開設金額が数億円からであり、まずそれほどまでの資産を構築することが、このブログの目的である為、にわとり卵のような話になります。

更に投資信託を通じて購入する欄でも記載しましたように、プライベートバンクという仲介業者が入る為に手数料が発生します。(参照:プライベートバンクとはなにかを解説)

この為、顧客の為に収益が高いヘッジファンドを選ぶのではなく、プライベートバンクへのバックが大きいファンドに投資するということが発生しえます。

結局、中抜きされることにより最終的な利回りが大きく落ち、プライベートバンクの為の投資をさせられる可能性があるというリスクがあります。

<デメリット②>著名ファンドの成績が必ずしもよいとは限らない
実は著名ファンドだから、成績が良いとは限らないのです。

近年のヘッジファンドの成績から見えてきていることは、規模が大きくなりすぎている著名ファンドでは良好な成績を出すのが難しくなってしまっているという傾向です。

日経新聞でもこの傾向については紹介されております。

ヘッジファンドの運用成績は、資金規模が大型化し老舗になるほど低下する――。米金融テクノロジー会社パートラックがヘッジファンドの運用資産総額とファンド設定年数をベースに1996年から2010年までの運用成績を比較したところ、こんな傾向が明らかになった。

実際以下が2016年の著名ファンドの成績ですが、凡庸なことが見て取れます。

私が投資をしている新進気鋭のヘッジファンド(BM CAPITAL)が手数料後の投資家リターンで2017年20%、毎年平均10%程度、半年ベースでマイナスになったことがなく、成績という観点で上記のような著名ファンドに比べて優れているように思えます。

ヘッジファンドから直接購入する

上記の流れから推察できると思うのですが、直接ヘッジファンドから購入するのがプロ中のプロであるヘッジファンドマネージャーの運用を享受できて、手数料も抑えられる為、収益を最大化することが出来ます。

また大切な資産を預けるのであれば、直接会って運用手法、これまでの運用実績、今後の見立て等について説明を受けて納得した上で資産を預けるべきだと思います。

国内発祥のヘッジファンドでも、世界の著名なヘッジファンドと同等又は安定性という面からいうとそれ以上の収益を上げているファンドは存在します。(参照:【2018年】日本のおすすめヘッジファンドと、投資する際に気をつけたいポイント)

海外の著名なヘッジファンドは時に50%近い収益を達成することもありますが、逆に▲20%~▲30%の運用結果をなることもあります。

富裕層のような余剰資金での運用ではなく、長期的な資産形成を目指しての運用という点から考えると、派手な収益を追求するのではなく安定して10%程度の収益をあげてくれるファンドに投資することが理にかなっております(参考:複利効果の偉大さと必要な年間利回りについて

【合わせて読みたい】
BMキャピタルへの問い合わせ方法を徹底解説

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