“健次” は長期投資に適さない! 〜投資信託で儲けたい人に注意喚起〜

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こんにちは!ワタルです!

最近、 “健次”という投資信託が結構喧伝されているので、この投資信託を詳しくみて評価していきたいと思います。

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド (通称:健次)

まず題で健次という名前を出しましたが、最初私はなぜ人の名前?

私の親戚にも健次という金融関係で働いている方がいるので、まさかと思いましたが、この投信の本名はグローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンドという大仰な名前でした。

なるほど、ヘルスケアだから健が付くわけですね。しかしゼウス投信といい最近は投信に愛称をつけるのが流行っているのでしょうか。。

と、余計な話はここまでにして、健次の概要を紹介していきます。

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
運用委託会社:ウエリントン・マネージメント・カンパニー
投信設定日:2004年2月27日
投信償還日:2029年2月27日

投資対象:世界主要先進国のヘルスケア・バイオ関連企業の株式

 

詳細に分割すると以下4分野に投資するそうです。

製薬
薬局や医療機関向けの医薬品の製造・開発

バイオテクノロジー
遺伝子の分析・研究を元に薬を開発する分野

医療製品
医療器具の製造・開発

医療・健康サービス
病院経営等(総合商社でもよく投資してる分野ですね)

為替ヘッジ:なし
分配金:半年に一回都度設定 (2015年には20000円の基準価格に対して2810円を支払い)その後、現在は基準価格の下落に伴い0円に。

手数料:販売手数料3.24%  年間信託手数料 2.376%

パっとしない健次の運用成績

まずは三菱UFJ国際投信株式会社が出している公式の運用成績をご覧ください。


(参照:健次パフォーマンス)

正直期間が短すぎて直近の動きは分かりませんが、青の純資産価格が減少していますね。これは直近の不調により基準価格が下落しているのに加え、解約が相次いでいることを示しています。

私が問題視しているのは、昨年は特に米国のヘルスケア部門が非常に堅調に推移していたのにこの投資信託が不調に終わったところです。

それではYahoo Financeでとった直近の分かり易い成績をご覧ください。

まだヘルスケア分野全般がいまいちだったら良いのですが、昨年度はトランプ大統領就任でヘルスケア分野の規制撤廃が行われるのではとの期待感からヘルスケアのインデックス自体は以下のように右肩上がりとなっていました。

インデックス連動ではなく、インデックスに対して優位性のあるパフォーマンスを求めるアクティブ型の投資信託を組成した結果、インデックスを大きく下回る成績しか残すころが出来なかったということです。

ここが最も大きな問題であると言えます。

そもそもテーマ型投信は、長期運用に適さない

健次は目論見書でも謳っている通り、ヘルスケア・バイオ関連の株に投資するとしています。

確かに健次は現在成績自体は沈んでおりますが、ヘルスケア分野自体は堅調そのものです。然し、同じ分野が常に堅調であり続けるということはなかなかありません。

ITバブルというのが良い例ですよね、急速に盛り上がった市場というのはいつかあるべき姿まで凹むものです。

ましてや今既に絶好調を謳歌しているヘルスケア市場に今から投資するのは時既に遅し感があります。

このように特定のテーマにフォーカスした投資信託は、長期投資には向かない性質のものなので自分がどの分野が伸びるかを見る見識眼があるのであれば良いですが、そうでないのであればやめておいたほうがよいでしょう。

【参照】
投資信託を買うべきではない理由を徹底解説
投資信託の販売員は、自分のお金を投資信託で運用していないという事実。彼らはどのように運用して儲けているのか。

高い手数料

概要の欄でも述べましたが、関係者が多いですよね。

三菱UFJ国際投信株式会社が運用すれば良いのですが、ウエリントン・マネージメント・カンパニーの指示に基づいているだけなので関係者が余計に増えています。

更に取り扱いの証券会社や銀行も入ってきます。関係者が多くなればなる程、余計な手数料が増えてくるのです。これも問題です。

そして、更に手数料が高い原因がアクティブ型の投資信託というところです。アクティブ型というのは、指数(インデックス)に対してプラスのパフォーマンスを目指す為、綿密な調査費ゆえアナリストを雇う費用等が嵩み手数料が高くなる傾向があるのです。

その結果として良いパフォーマンスが出せればよいのですが、結果は上記の通りインデックスを下回り続けています。

運用成績が悪いにも関わらず、購入手数料3.2%に加え毎年2.4%を払い続けていては資産が減る一方ですね。

金融庁の森長官の以下の言葉が思い起させられます。。

「日本の投信運用会社の多くは販売会社等の系列会社となっています。投信の運用資産額でみると、実に82%が、販売会社系列の運用会社により組成・運用されています。系列の投信運用会社は、販売会社のために、売れやすくかつ手数料を稼ぎやすい商品を作っているのではないかと思います。
これまでの売れ筋商品の例をみても、ダブルデッカー等のテーマ型で複雑な投信が多く、長期保有に適さないものがほとんどです。こうした投信は、自ずと売買の回転率が高くなり、そのたびに販売手数料が金融機関に入る仕組みになっています。」

(参照:金融庁HP)

 

高齢化が進む中、投資信託は、国民が今ある貯蓄を増やしていく上で非常に重要な商品だ。だが日本では(その時々の流行に合わせた)テーマ型の投信が作られ、2、3年もたつと(買いかえられて)資産残高が半分になるものが多い。しかも売れている投信の多くは販売手数料が3%超と他国と比べて高い。販売会社がどうやって顧客の資産を増やすかに重きを置けば、もう少し違った商品組成と販売のやり方があるのではないか

(参照:毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20170806/k00/00m/020/129000c)

 

健次の総評

ここまで見てきた通り、特定のテーマに絞った投資信託となっており長期投資には適さず更にアクティブ型の運用を行っているが実際にはインデックスを大幅にアンダーパフォームしており芳しくない成績となっている。

更に関係者が多く、アクティブ型の投資信託の為手数料が高くなっており、成績が悪くても高い手数料を払うこととなる結果資産の大幅な減少を招く恐れがあり資産運用先としては適さないと言える。

長期投資におすすめの投資先

資産を安定的に増やしたいのであれば、やはり特定の分野にフォーカスすることなく、常に市場全体を俯瞰してみながら投資を行う必要があるでしょう。

日本株とひとことに言っても様々な銘柄がありますから、その時に応じて最も魅力的な株を選択していくことが大切です。

自らの銘柄を選んで投資ができるノウハウがあれば、もちろん自分の手で株を選ぶことをおすすめしますが、そうでなければプロに任せるというのも選択の一つです。

投資ファンド、ヘッジファンドでおすすめの投資先が知りたいという方は以下を参考にしてみて下さい。

→ 【2018年度版】管理人ワタルのおすすめ投資ファンド -BEST 3-

それでは!

 

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