元本保証型の罠について

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資産運用で1000万円をどこかに投資する場合、預けた1000万円の元本を減らさないという約束のことを元本保証といいます。では元本保証型投資には以下のようなものがあります。

 

  • 銀行預金
  • 個人向け国債
  • 地方債
  • 個人向け社債
  • 貯蓄型保険

 

まず重要なのは利率が非常に低いことです。

 

一番高い地方債や貯蓄型保険でもよくて2%という低い利率です。またここが重要なのですが、元本保証といいながら全ての場合において絶対的に安全とは言い切れないという点です。

まず銀行預金については、預けた銀行が潰れないと言い切れるでしょうか、国によって預金封鎖が発令され預金が引き出せないという事態は全く想定されないということは言い切れるでしょうか。

次に②から④についても同様ですが、国が地方(記憶に新しいところでは夕張市の破綻)が、会社が潰れないということは言い切れるでしょうか。

最後に⑤についても、その保険会社が潰れないといえるでしょうか?

将来のインフレ率が、預けた保険の利率を上回ることはないと言い切ることはできるでしょうか。一度契約を行うと解約による手数料、違約金を取られる等のリスクを抱えた上で、将来発生しうるインフレリスクを抱えながら数十年の契約を結ぶのは、相当なリスクテイクであると思います。

 

総じて言えることは

圧倒的に予定利回りが低く、資産形成を行うのに不十分
殆どの形態で長期間にわたり資金が拘束され、その間に襲うインフレ等のリスクに対応できない
元本保証と謳いながら、デフォルトリスク、倒産リスクは抱えており100%安全とは到底いえない

 

日本人は他の国民と違い圧倒的にリスク回避的な民族ではありますが、寧ろこのような元本保証の投資に手をだすことにより上記のようなデメリットを被ることを考え、下落リスクを最小限に抑えながら、安定的に10%程度の利益を積み上げていく投資手法を追及していくことにより資産を形成していくことをお勧めします。

 

試しに複利効果の偉大さと必要な年間利回りと平均利回りの落とし穴で紹介した、方法と同様(初期に500万円を投資し、年間200万円投資し、50歳で退職し早期退職金2000万円を加え、その後の10年間は溜まった資産から800万円を引き出すというプラン)

このケースで一番利回りが高いと考えられる⑥の貯蓄型保険2%で回した場合を考えて見ましょう。

 

まず60歳到達時で殆ど資金は0になるだけでなく、これはインフレが発生しない場合であってインフレが発生した場合も利回りは変わらず2%となり、資産が拘束されてしまいます。

その為、他のインフレ連動資産に移すことも叶わず、資産価値が縮小していくのを指を加えて見つめるしかないという状況に陥る可能性も秘めています。

 

一方安定的に7%で回した場合は以前紹介した通り、以下のようになります。

この7%という数値は投資の巨人ウォーレン・バフェットの脅威の年平均利回りで触れたバフェットの平均利回り19.6%と比べると現実的な数値で、達成することは十分可能な数値となります。

 

 

しかも歴史的に株式運用とインフレはある程度連動する傾向にあるので、元本保証型投資のように想定的に自らの資産が減退していくことを眺めるということに陥る可能性も抑えられます。

 

抑々、世界の富裕層は元本保証のような投資や預金でおいておくということはしません。

 

本物の富裕層が投資しているのは、安定して高利回りを出し続ける本物のプロが運用しているヘッジファンドになります。

合わせて読みたい

ヘッジファンドとは一体何者なのか?

ヘッジファンドと投資信託。1,000万円を運用するならどちらが良い?

 

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