海外株式投資のおすすめ配当金投資法について解説~魅力的な配当利回りの国はどこなのか?~

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こんにちは!ワタルです!

今回は海外投資で得られる配当金について書いていきたいと思います。日本て配当利回り大したことないですよね、私の前勤めていた総合商社業界は割と高配当利回りと言われていましたが、それでも3%~4%程度でした。

2018年3月現在現在最も日経平均構成銘柄で配当利回りが高いにはJTです。最高で5%て正直相当低いですよね。

今回は配当利回りが高くなる理由と、先進国と新興国でおすすめの配当狙い投資法について書いていきたいと思います。

新興国の配当金の項では衝撃的なレベルのものも紹介しますので参考にしてみて下さい!

配当利回りが高くなる理由

まず配当というのは、企業が稼いだお金を現金として配当しようという性質のものです。

配当利回りとは例えば株が1000円で、毎年の配当が1株あたり30円であれば、30÷1000で3%となり、以下式で表されます。

配当利回り = 1株あたり配当金 ÷ 株価

よく配当性向という言葉も聞かれますが、これは配当利回りとは違う概念で、企業の純利益が100億円で、この中の30億円を配当金として回しますという場合配当性向は30億÷100億円=33%となります。

配当性向 = 配当金総額 ÷ 純利益

配当利回りと配当性向の関係は以下図に纏めました。

配当利回りが高い企業には二つの要因があり、そのどちらか又は両方に該当します。

株価の下落

例えば株価が1000円の企業が、1株あたり100円の配当金を拠出したとすると、年間配当利回りは10%になります。

然し、この企業の株価が暴落して500円になっても、順調に本業で稼いでおり1株あたり100円の配当を維持した場合、配当利回りは100円÷500円=20%となります。

要は配当利回りの式の分母要因で配当利回りが上がるというパターンですね。

配当利回り = 1株あたり配当金 ÷ 株価

このような銘柄の分かり易い例としてはJTですね。

たばこ事業では一定の収益を上げ続けていますが、今流行のアイコスへの出遅れで利益は下がっていないにも関わらず株価は下落。

然し、利益はでている為、配当に回す原資はある為、配当性向が変わらず、株価が下落した為、最終的に配当利回りが上昇しているという形になっています。

つまり収益力は維持しているものの、何かしらの理由で人気投票である株価だけが下落している銘柄がこのような状況にあります。

そして、このような銘柄は株価の下方硬直性が高くなります

これは私が総合商社時代に持ち株を行っている時に実感したのですが、あまりに株価が下がりすぎると配当性向が5%を超える水準になるので、すかさず買が入るのです。

つまり利益を確りと配当金に回している配当性向が高い企業の株価の下落余地は限定的であるということがいえます。

再投資余地の少ない企業

本来成長をどんどん行う企業であれば、配当金は0にして事業に再投資を行った方が業績拡大に寄与します。

株価は業績に紐づく為、最終的に株価の上昇を引き起こします。その為、成長余地がある場合は配当をしない方が良いのです。

上記の例を見て頂けるとわかるのですが、再投資分に対して20%の利益を出せる場合、つまりROEが20%の場合、一年後の一株当たり利益は配当性向0の場合120円、配当性向50%の場合110円となります。

そしてA社のPERが5倍の場合(PERが何か分からないという方は投資を行う上で重要な指標(PBR、PER)をわかりやすく解説するをご参照くださ)
配当性向0%:EPS120円×PER5倍 = 600円
配当性向50%:EPS110円×PER5倍=550円 プラス配当金50円の合計600円

と株主利益としては同じになりますが、一般的に割安の基準とされるPERが10倍の場合
配当性向0%:EPS120円×PER10倍 = 1200円
配当性向50%:EPS110円×PER10倍=1100円 プラス配当金50円の合計1150円

日経平均の現在14倍の基準で考えると
配当性向0%:EPS120円×PER14倍 = 1680円
配当性向50%:EPS110円×PER14倍=1540円 プラス配当金50円の合計1590円

といずれも、配当性向無しの方が株主価値としては高い結果を齎します。一般的にROE20%のような高成長企業はPERは20倍以上で取引されているので、この差はより大きくなります。

このように再投資してどんどん利益を膨らましていける企業はいいのですが、既に再投資する余地がすくなく、再投資しても市場平均以上の成長が見込めないのであれば現金として配当した方が株式の為になるのです。

例えば、世界の株式が平均で5%で成長している場合を考えて見ましょう。

再投資の結果5%以上の成長が見込めないのであれば、株主に配当してあげて、株主はその配当金で他の銘柄に投資した方がいいですよね。

このような銘柄として挙げられるのは、NTT Docomo等のインフラ企業です。

既に国内市場は飽和していて、ここから新規投資余地は少ないので、再投資に回すより配当金として配当した方が株主の為になります。

おすすめの配当金狙い投資①

そもそも成長が見込まれるような企業であれば、説明しました通り配当金ではなく再投資を行った方が得になります。

その為、合理的に考えておすすめの配当金狙いの投資というのは、ある程度の収入を安定して稼ぎ出している配当性向の高い企業が、一過性の原因で減益したり風評被害により株価が下がったところで、すかさず拾う方法です。

投資家にとっての配当利回りは

今期の1株あたり配当金 /     仕込んだレベルの株価

で求められるので、低い株価の時に仕込めれば将来の配当利回りは大きく狙うことが出来るのです。日本株でいうと今はJTはこの状況にあるといえるでしょう。

そして将来仮に利益が増加した場合は、分子も増える可能性もあるので更に配当利回りは向上していく可能性がありますね。

おすすめの配当金狙い投資②

上で説明したおすすめの配当金狙い投資①については割と一般的な手法です。

配当金だけでなく株価自体の値上がりを目指す手法として一時的な要因で低PERとなっており配当性向を高くしている成長企業への投資が一番おいしいと考えています。

先程成長企業であれば、再投資した方が良いとつい先ほど私自身が申し上げたことと矛盾するじゃないかと指摘する声が聞こえます。

それでは先程の例を用いて見ていきましょう。

先程はPERを5倍、10倍、14倍で見ていきましたが、ではPERを4倍にすると結果はどうなるでしょうか。

配当性向0%:現在株価は120円×4倍=480円
配当性向50%:現在株価は110円×4倍=440円+配当金50円=490円

と、なんと低いPERの場合配当した方が成長企業であっても、株主への還元価値が高くなるのです!

そしてこのような企業は成長企業なので一過性の要因が取れると、株価は適正なレベルまで何倍にも上昇していき、企業の利益増加に伴って増配まで見込まれます。

つまり株価値上がり益と配当利回の増加という一挙両得を得ることができ、破壊的な利益を上げることが出来ます。

問題は、こんなROEが20%のような成長企業で、PERが非常に低く、更に配当性向が高い企業なんてあるのか??

米国や日本ではこのような成長企業はPERが20倍程度で取引されているので見つけるのは不可能です。

では、このような金の生み出す有望高配当性向銘柄があるのかということを以下の海外株式で見ていきたいと思います。

先進国の高配当銘柄投資

配当先進国といえば米国であることは疑いの余地はありません。なんだかんだでやはり最も時価総額が大きく、歴史の古い米国は株式投資の常にフロントランナーとなっています。

なんと、バフェット銘柄のコカ・コーラやP&Gなど50年以上連続で増配をしている企業もあり、このような50年以上増配銘柄は100社以上存在しているともいわれています。

米株は米企業の成長にともなって、ずっと成長してきているので50年前に投資をした投資家の中には、配当性向は常に100%や200%といった人もいるでしょうね。

1株1USDの時に投資して、現在の株価が100USDで配当利回りが2%であれば年間2USD配当されるので配当利回りは元の投資価格すると200%になります!

ただ2017年12月時点の米株の高配当利回り企業をみると以下のようになっています。
1位:モバイルテレシステムズ 7.6%
2位:メーシーズ 7.5%
3位:コバンタ・ホールディング 6.8%
4位:シノペック 6.6%
5位:BTグループ 6.6%

あまり魅力的なレベルではないですよね。。

これは直近の世界的株価上昇に伴って、配当利回りが下落しているのが原因です。

配当利回= 1株あたり配当金 /  株価

なので、分母が上昇すると配当利回りが下落するということですね。前項でのべた株価低迷による配当利回りの上昇とは逆のパターンです。

米国株を配当金狙いで投資するのであれば、次回のリセッションで株価が大きく下落した時に安定した配当を齎すインフラ系の企業や連続増配している企業に投資するのが得策で、現状旨味はすくないと見ています。

要は米国で狙う配当金投資というのはおすすめ①の手法ということですね。

新興国への配当投資

では新興国はどうでしょうか。

そもそも成長余地が高い新興国こそ配当金なんかにはお金を回さずに、再投資をすることにより利益を伸ばす方が合理的になります。

確かに私がネット証券で取引できるASEANやインド、中国の銘柄を調べたところ、一番高い銘柄でも7%~8%程度の利回りとなっていました。

実際以下の各国の配当利回りをまとめたグラフをご覧ください。

確かに現状先進国や主要な新興国の配当利回りは2%~3%という水準になっていますね。

然し、このグラフの右の方をみていただくと中東諸国の配当利回りが異常に高いことが見て取れます。イランに至っては、平均の配当利回りが10%を超えています。

イランで配当利回り10%の銘柄があっても、へー普通じゃんってなるわけですね。

日本でそんな銘柄あったら皆がこぞって買いそうですけど、イランではそれが普通なのです。

実際に現時点で時価総額が大きい20社の中の配当利回りが高い企業は以下のようになっています。
20%以上 1社
18%以上20%未満 4社
15%以上18%未満 2社

配当性向20%というと1000円の株を買ったら配当が200円毎年入ってきますということになります。異常なレベルだと思いませんか?以下私が以前分析した個別銘柄を参考にしてみて下さい。イラン株投資の魅力を個別銘柄を用いて解説する。②

この以上ともいえる配当利回りには二つの理由があって、配当性向の高さ制裁の影響で低いレベルで抑え込まれている株価が挙げられます。

イランの高配当利回り要因①:高い配当性向

これは配当利回りの分子要因ですね。

そもそも中東全体としての配当性向の高さは宗教上の理由なのか、国民性なのかは分からないのですが、顕著にその傾向が見て取れます。

更にイランの場合は、PERが現状PERが4倍~6倍という非常に割安水準なのです。

その為、おすすめの配当金投資法②で述べたROEが20%のような銘柄であっても、当する方が株主価値を増大させるという特殊な環境にあることも要因と考えれます。

イランでは配当利回りが20%近い企業でもROEは20%を超えているのです。因みにイラン市場全体の平均配当性向は71%(日本は33%)、平均ROEは25.7%(日本は8.3%)となっています。

つまり、おすすめの配当金投資法②で紹介したような、高配当性向で低PERの成長企業という一見存在しなさそうな奇跡的な銘柄がごろごろ存在している市場となっているのです。

イランの高配当利回り要因②:低い株価

先程の配当性向が分子要因なので今回の低い株価は分母要因です。株価が低くなればなるほど、配当性向が一定であれば配当利回りは高くなります。

先程もPERが4倍~6倍と述べましたが、PERは株の人気度を示しますのでイラン株は人気がないのですね。(日本株は14倍、米株は26倍となっています。2018年3月時点)

このイランの株価が低い理由については、2016年1月に既に制裁は解除・緩和されていますが、その影響で依然として外国人がイランの株式市場に参入できていないことと、イラン国民に余剰資金がなくイラン株を買う余裕がないという二つの要因によるものです。

然し、今後イランは労働人口は増え、産業構造も安定しており、国民を苦しめていたインフレも沈静化してきており間違いなく企業収益は増大し、経済成長していきます。

現在はこの将来の成長を全くと言っていいほど、織り込めていない為であり、今後本格化する海外からの資金流入により適正価値まで評価され株価は現時点の4倍に再評価、10年後には成長によって10倍程度になることが見込まれています。

2018年の現時点でしか、今の魅力的な配当利回りを確保することは出来ないといえるでしょう。

イラン株投資で見込まれる利益

更に現時点で一株1000円で配当利回りが20%の企業に投資したとします。すると現在の1株あたりは200円になります。

今後適正な基準まで再評価されて一株が4000円に上昇し、企業成長により利益も増加し、一株あたりの配当金が500円になったとしましょう。(この時点で投資したら配当性向は500円÷4000円=12.5%となり配当性向は下落してしまいます)

値上がり益3000円
配当利回り:500÷1000=50%

値上がり益(キャピタルゲイン)と配当益(インカムゲイン)が両方とも大きく見込めます。配当益は元々の株価が1000円の時に購入しているので、投資家としては100万円投資したら50万円の配当金が毎年入ってくるという状況が実現します。

まさにおすすめの配当金投資法②で描いた通りの理想の状況といえますね。

イラン株への投資方法

このようなインカムゲインだけでなく、大きなキャピタルゲインを見込めるイランに投資できるファンドは日本に極僅かしか存在しておらず、興味のある方は私が投資している以下のファンドランキングのトップのファンドに直接問い合わせて説明を聞いてみることをおすすめします。

【合わせて読みたい】
その他、そもそものイランの魅力や個別銘柄の分析、投資する際の注意点について以下に纏めておりますので参考にしてみて下さい!
新興国への投資の中でも、イラン株への投資が特に熱い理由を詳しく解説する。
今イラン株への投資が特に熱い理由を解説する(その2)
今イラン株投資が特にあつい理由をニュースを元に解説

 

 

 

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