真のバリュー(割安)株投資を実践する投資信託は存在しない

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こんにちは!ワタルです!

最近ネット証券で投資信託に目を通していたんですけども、日本でベンジャミン・グレアムが実践していたような投資信託は存在しないことが分かったんですよね。

今回は本物のバリュー株投資についての軽い説明と日本のバリュー株投資信託の現状についてみた後に、なぜ本物のバリュー株投資信託が存在しないのかを解説していきます。

最後に日本で真のバリュー株投資を行う方法について紹介していきたいと思います。

本物のバリュー(割安)株投資とは?

今回はこれが本筋ではないので以前ネットネット株って何?ベンジャミン・グレアムの投資手法を分かり易く解説<図解有り>で説明した内容を軽く振り返っていきたいと思います。

先程から頻発しているベンジャミン・グレアムとは、あのウォーレン・バフェットの師であり、彼の名著「賢明なる投資家」は投資家を志すものであれば必読の書となっています。(著名投資家の考え方で纏めていますので興味のある方はご覧ください)

彼は将来の利益を予想することは難しいので、将来の利益を評価して投資を行うと失敗する可能性が高いとして、今現在の企業の財務諸表を参考にして不当に過小評価されている銘柄を発掘して投資するバリュー株投資の有効性を提唱しました。(参照:ベンジャミン・グレアムの考え方特集4~バリュー株投資の有効性検証~)

彼の手法を少し改良した現在の本格的ばバリュー株投資は以下のようなバランスシーの企業に投資するという手法です。

つまり企業が保有している現金・受取手形・売掛金・有価証券等の現金または換金性が高い資産から全ての借入金等の負債を支払った後に残る保守的純資産だけで株式価値である時価総額を上回るという銘柄に投資する手法です。

簡単な例でいうと、現金3000万円の他に、工場、設備、土地、商品を持っている企業の負債が1000万円だったとします。

発行済株が1万株だとすると、この株が1500円(時価総額は1500円×1万株=1500万円)で売られているので購入しましょうということです。

現金3000万円から1000万円を払っても2000万円残り更に様々な事業性資産も持っているので、1500万円で売られていたら超お得ですよね!

このようんい不当に安く評価されている銘柄を購入することにより、企業の価値は長期的には適正値に収斂する傾向が強いことから自ずと儲かりますよねという手法です。

実際グレアム氏が1940年代~1970年代で検証実験をしたところ、常に市場平均よりも良いパフォーマンスを出していたことが証明されたそうです。

日本の投資信託のバリュー株の現状

それでは日本の投資信託の現状はどうなっているかを見ていきたいと思います。

ネット証券

代表的なネット証券である楽天証券の投信スーパーサーチ機能を活用してみてみましょう。

何故かバリュー株で検索しているにも関わらず、成長株しか出てきませんね。一応この下の検索も行いましたが、同じような結果でした。

野村日本割安低位株オープン

直接Googleでバリュー株 投資信託と打ち込み検索すると、以下のような投資信託の名前が出てきました。
・野村日本割安低位株オープン
・DIAM割安日本株ファンド
・日本割安株オープン
・割安株ジャパンオープン

全て中身を見てみると、ほぼ同じ投資手法だったので一番最初の野村日本割安低位株オープンを例にみてみましょう。

理論としては日本はPBRとPERが低いので、低PBR・低PBR銘柄に投資していきますという投資信託です。


(参照:野村アセット)

確かに低PBR・PER投資も以下のように良好のパフォーマンスを過去から残しております。

然し、ただ単なる低PBR・PER投資には以下のような欠点があります。

つまりリーマンショックや東日本大震災のような、市場全体が大幅な暴落をする時にも一緒に大幅に暴落してしまうのです。

特に低PERで投資をしていると、大恐慌時は利益が大きく凹み時にはマイナスになってしまうので、今時点で低PERでも恐慌時には高PERとなってしまうわけです。(参照:投資を行う上で重要な指標(PBR、PER)をわかりやすく解説する)

何故日本に真のバリュー株投資信託が存在しないのか

上で見てきたように日本の本物のバリュー株投資を行っているような投資信託は存在しません。

これはベンジャミン・グレアムが提唱したような条件を満たすような銘柄が、東証二部や地方証券取引所といった時価総額の小さい企業にしか存在しないことが要因です。

投資信託として資金を集めると、聞いたこともないような銘柄に投資しているだけで非難を浴びそうですし、そもそも資金規模が大きいので流動性が高い大型銘柄への投資に限定されてしまうわけです。

実際、先ほどの野村日本割安低位株オープンの投資銘柄は以下のような大企業群となっています。

三井物産に関しては以前三井物産銘柄研究:(3月19日)で研究しているのでを参考にしてみて下さい。条件を満たしていないことが分かると思います。

そもそも東証一部のような銘柄でグレアムが提唱したような条件を満たしていたら、株主から確りと投資をして利益を上げよと野次が飛んできそうですね。

真のバリュー株銘柄は創業一家や地方の日本人が株を保有しているので、そのような非難の対象にはならないわけです。

今まで本当に発見した試しがありませんので、実際に真のバリュー株投資を行っている投資信託が御座いましたら、管理人までお問い合わせください。検証致します。

真のバリュー株投資を実践する手法

このような投資信託がない以上、自分で発掘するということが考えられるのですが、自分の聞いたことのないような企業の財務諸表を分析するのは非常に骨がいりますし、なかなかこのような銘柄は存在しません。

以前分析した丸八ホールディングス(参照:バリュー株 銘柄研究①丸八ホールディング)は条件を満たしているのですが、条件を満たしていたとしても欠点があるのです。

それはベンジャミン・グレアム自体も言及していることなのですが、下落する可能性は低い反面、このような銘柄は注目度が低いのでなかなかきっかけがないと上昇しないんですね。

その為、グレアムは自分でファンドを立ち上げ資産を集めて大きく株を買い、経営陣に株式価値を上昇させる自社株買いや増配を提言して能動的に株価を引き上げていったのです。

つまり真のバリュー株投資は個人で行うのは抑々手間がかかるし、見つけたとしても株価がなかなか上がらない為に、ある程度資金を集めたファンドという形で行う方が効率が良いというわけです。

けど、投資信託はないんだよね??

ということなのですが、投資信託は存在しなくても真のバリュー株投資を実践しているヘッジファンドなら存在しています。(参照:【2018年】日本のおすすめヘッジファンドと、投資する際に気をつけたいポイント)

私が投資しているヘッジファンドでは、真のバリュー株投資を実践し創設以来6年間半期ベースでマイナスはなく、毎年10%程度の利回りを上げ続けています。

またバリュー株投資が弱いとされる相場上昇局面も確り捕捉しており、昨年2017年度は20%程度の利回りを確保しているという優秀な成績を残しています。

またファンドマネージャーは私の東大時代の株式投資サークルの先輩であり、学生時代から凄まじい実績を残しリーマンショックでもプラスの成績で終えているという優秀な方で、東大卒業後に外資系金融で研鑽を積まれた後に独立しております。

本物のファンドマネージャーによる、真のバリュー株投資ファンドに興味のある方は、以下のファンドランキングを参考にしてみて下さい!

 

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