著名ヘッジファンドマネージャーの報酬ランキングベスト3と経歴について紹介する

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こんにちは!ワタルです!

今回は現在活躍している世界の著名なヘッジファンドマネージャーについて、その経歴と共に報酬順に紹介していきたいと思います。

ヘッジファンドマネージャーの報酬が高い理由

これから紹介するランキングの上位には1人の報酬が1,000億円以上の人も存在しています。ちょっとした日本の大企業の年間純利益に相当しますね。

個別の報酬のランキングにうつる前に、まず何故ヘッジファンドマネージャーが高報酬なのかという点について説明させて頂きます。

成功報酬型の報酬体系

通常の投資信託は預け入れ資産の何%という形で、手数料を徴収しておりますがヘッジファンドの手数料は利益が出た分の何%という成功報酬型の手数料形態を設定をしております。

つまり運用成果をださないと自分達の給料がいただけないので、死にモノ狂いで運用成果を求めていくのです。

逆にいうと、大きな成果を出せば莫大な報酬を手にすることが出来るのです。

巨額の運用資金

いくら成功報酬型の手数料形態であっても、運用金額が小さかったら手数料は僅かに限定されます。

例えば1億円運用して20%の利回りがでて、成功報酬を20%と仮定します。するとヘッジファンドが手にする手数料は1億円×20%×20%=400万円となり日本人の平均年収程度になってしまいます。

実際には従業員もいますし、その他オフィス費用などもあるので大赤字ですね。良いパフォーマンスを出したとしても、運用資金が小さければ高い報酬を手にすることは出来ません。

今最も運用資産額が大きい、レイ・ダリオが率いるBridgewater Associates株式会社では運用総額が1600億ドル(約16兆円!!)となります。

先程と同じく20%の利回りで成功報酬が20%となったら、どうなるでしょうか?ヘッジファンドが手にする手数料は16兆円×20%×20%=6400億円となります。

首位総合商社の三菱商事の純利益が5000億円と言われているので、それを上回る利益を手にするわけです。とんでもない規模と共に、夢がありますね。

報酬ランキング

それでは愈々ヘッジファンドマネージャーの報酬ランキングを見ていきましょう。まだ2017年については明らかになっていないので2016年分になります。

ジェームズ・シモンズ 16億ドル (ルネッサンス・テクノロジー)

第1位は二年連続でルネッサンス・テクノロジー社のジェームズ・シモンズ氏です。報酬額は16億ドル、日本円でいえば1700億円といったところです。

運用資産額は320億ドルで利回りは20%でした。3兆5000億円を運用して7000億円を生み出すというのは尋常なことではないですね。100億を120億に殖やすよりも、これだけの資産の投資先を見つけるだけで一苦労しますので、偉業と言える数値だと思います。

因みに私が総合商社で為替トレーダーを行っていた時も、彼のファンドが為替市場にも出てきたと噂されることが多々ありました。そして、私の経験上為替市場でも非常にうまかったという印象があります。

このシモンズの画像から分かる通り、この人高度な数学を駆使して運用しているのです。元々シモンズは物理学者・数学者でハーバード大とマサチューセッツ工科大学の教授まで務めた方でした。

彼は数学的な理論を元に自動売買システムを構築し1982年の段階でルネッサンスを設立しました。同社には、数学、物理学、統計学、天文学等の専門家が数多く在籍しており、超高度理系集団で構成された天才集団それがルネサンス・テクノロジーなのです。投資会社なのにテクノロジーという名前がついているのは面白いですね。

そして最も必要であると普通の人が思う、経済学者だけは入れていません。彼曰く数学を中心とした手法によって相場の動きに規則性を見出し、市場の非効率を逆手にとって儲ける手法を確立したのであって、実体経済には興味がないということなのだそうです。

流石フィナンシャル・タイムズ紙に世界で最も賢い億万長者と評されただけのことはありますね。

 

レイ・ダリオ 14億ドル (ブリッジウォーター・アソシエイツ)

冒頭でも説明した運用資産総額世界最大のブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏ですね。王者の風格が凄まじいです。報酬は14億ドルで1500億円です。

運用資産額は1600億ドルで利回りは3%でした。利回りは地味ではありますが、17兆円を運用しているだけで凄いですね。

レイ・ダリオ氏はシモンズ氏のような数学者ではなく、所謂エリート街道を進んできた人で、ハーバードビジネススクールを卒業後、大手メリルリンチ銀行に就職、その後シェアソン・ヘイデン・ストーンという証券会社をへて独立してブリッジウォーター・アソシエイツを設立しました。

日本でいうと東大の院をでて、ゴールドマンサックスで経験を積んで、独立といった感じですね。

彼は2008年のリーマンショック時に米経済が破綻していることをいち早く見抜き円、債券、金に資金を大幅にシフトし90%以上のヘッジファンドがマイナスの運用成績となっている時に10%以上の利回りを上げて一躍有名になりました。

彼は安定運用を行っていることもあり、投資引き受け先には公的機関や大学の年金基金なども数多く含まれています。

彼は過去に起きた事例から、今後起こりうる動きを考察した上で投資ポジションを構築する手法で利益を上げていっています。また投資手法は世界規模でマクロ環境を考察した上で投資を行っている為、グローバル・マクロ戦略と言われています。

2016年末時点ではポートフォリオの50%以上を新興国投資に回していました。確かに2016年末時点で新興国株は割安に放置されており、2017年度新興国市場全体が堅調に推移していたことから、2017年度の成績も期待できる内容だったでしょう。

また面白いのは、私のブログでも紹介しているVWO等のETFを積極的に活用している点ですね。寧ろポートフォリオを見ると殆ど知っているものばかりです。何も特別な投資先ばかりに目を向けているわけではないのです。

因みに現在は以下のロイターの記事の通り、再び2年以内にリセッションに陥るとの予測から欧州の大手企業株を大幅に空売りしているみたいです。
(参照:https://zuuonline.com/archives/183499)

ジョン・オーバーデック、デビット・シーゲル 7.5億ドル (ツーシグマ)

運用額は380億ドル運用利回りは10%です。共同経営者の為、手数料を折半しているので7.5億ドルずつで第三位となっていますが、一つのファンドと考えると上位2社に匹敵しますね。

また特筆すべきはそのパフォーマンスの安定性で14年が25%、15年15%、16年10%と三年連続で高いパフォーマンスを上げているところです。

左がジョン・オーバーデックで右がデビット・シーゲルです。彼らはツーシグマの共同創業者です。二人は共に数学系運用会社であるD・E・ショー出身です。

オーバーデックは日本でいう高校2年生の時にスタンフォード大学に入学し、数学と統計学の修士号を取得しD・E・ショーに入社しました。

シーゲルの方はマサチューセッツ工科大学でコンピューター科学のドクターを取得し、同じくD・E・ショーに入社しオーバーデックと出会い2001年にツーシグマを設立しました。

オーバーデックが持ち前の数学の能力を用い、投資規則を構築し、シーゲルがそれをシステムに組み込むという役割分担をしています。

細かいモデルについては分かりませんが、シモンズのルネサンスと数学を駆使するという点では似ていますね。

運用成績から見えてくること

ここまで見てきて確かに報酬は凄いものがあるなと思われたと思いますが、運用成績については目を見張るような高さではないことにお気づきになられたでしょうか。

1位のルネサンスが20%、2位のブリッジウォーターが3%、3位のツーシグマが10%となっており、卓越したとまではいえる成績ではありません。

いくら優秀なファンドマネージャーが運用したとしても、運用資産総額が大きくなりすぎると、投資戦略が複数必要になってきてなかなか良いパフォーマンスがでにくくなるのです。

本日紹介したようなファンドも資産総額がまだ大きくない時は、圧倒的なパフォーマンスを上げている時期がありました。

この傾向は実際に日経に以下のような記事も出ており、今回私的したポイントは傾向として表れていることが読み取れます。

ヘッジファンドの運用成績は、資金規模が大型化し老舗になるほど低下する――。米金融テクノロジー会社パートラックがヘッジファンドの運用資産総額とファンド設定年数をベースに1996年から2010年までの運用成績を比較したところ、こんな傾向が明らかになった

 

日本のヘッジファンド

一方日本のヘッジファンドはどうかというと、手数料控除前の運用成績は過去創設以来6年間平均して20%近くを記録しているファンドもあり、まだ運用総額も数十億というレベルなので大きいわけでもなく、かといって危険な小ささでもないというレベルとなっています。

この規模のファンドを正しい戦略でレイダリオのような優秀なヘッジファンドマネージャーが運用すれば、日本のヘッジファンドでも今回紹介したようなファンドの成績を上回ることが出来るのです。(参照:【2018年】日本のおすすめヘッジファンドと、投資する際に気をつけたいポイント

私が投資しているヘッジファンドでは先程説明したような素晴らしい運用成績を上げているだけでなく、過去半年ベースでマイナスになったことはないという安全性まで兼ね備えています。

更に最低投資額も、海外の著名なファンドが最低でも1億円以上と敷居が高いのに対して、1000万円以上とリーズナブルに設定されています。

また場合によっては1000万円未満でも受け付けてもらえる場合もありますので、興味のある方は以下ファンドランキングにのせておりますファンドに直接問い合わせ投資手法や運用成績などを直接会って詳しく聞いてみるとよいでしょう!

 

 

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