資産運用10種類を比較~リスク・リターン別に徹底解剖~

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こんにちは!ワタルです!

時代が進みにつれて資産運用の方法も多種多様になってきました。実際、先日親戚のケンジ伯父さんから以下のような内容を相談されました。


ワタルくん。やっと定年退職を迎えることができたよ。退職金も入ったんだけど、若干心もとなくて運用して増やそうと思ってるんだ

退職おめでどうございます。伯父さんはどんな運用を考えているんですか?

それは当然大きく増やしたいけど、やっぱり大切な老後資金だから減らすのは極力さけたいなー。けど今投資先が色々ありすぎて何をするのがいいのか分からないんだ。

そうですよね。今は個人が手を出せる投資も色々ありますからね。

サチコさん(私の母です)さんからワタル君が投資には詳しいって聞いて、何に資金を投じるのがいいのかを相談したくてね

わかりました!手堅く着実に増やせるかという観点から各投資先について詳しく説明してきます!

昔は投資といえば株式投資か不動産投資という感じでしたが、今では投資信託、FX、仮想通貨といった様々な投資先があり、ケンジ伯父さんのように正直何を選べばいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな様々な資産運用法を収益性と元本安全性という軸で各10段階で分けて見ていきたいと思います。

目次

定期預金 (収益性:0 元本安全性:9)


まずは定期預金です。伯父さんもやられてるんじゃないですか?

そうなんだよ。今まで定期預金にいれてて、退職した今解約期限をむかえるんだよ。継続するか迷ってて

伯父さん。絶対解約した方がいいです。

これまでのケンジ伯父さんのように定期預金というのは日本人の代表的な運用先といってもいいのではないでしょうか。

実際に欧米諸国との以下の差をご覧ください。

現時点でも半分以上は現預金として銀行口座の中に眠っています。その結果として左の図のように投資を積極的に行っている欧米の家計資産に対して資産の成長が著しく鈍いのです。

定期預金という銀行を利するだけの手段に安易に頼ってしまったが故に、相対的に日本人はどんどん貧しくなってきているのです。


確かに回りの友人も定期預金ばかりだなー。けどこのまま日本人が定期預金をし続けたら深刻なことは分かったよ。

リターンが0なのは分かるけど、なんで元本安全性を9としてるんだ?定期預金ならリスクは0だと思うんだが、、

それは本当に起こる可能性は低いけども、預金封鎖が発生する可能性を織り込んだものなんですよ。

直近では1990年に財政難に苦しんだロシアが預金封鎖をしたことが記憶に新しいですが、実は戦後日本でも実施され、預金が毎月一定額しか引き出せないという事態になったんですよね。

現在は並びに今後も国民の資産によって国債が消化されていくことを想定している為、財政難による預金封鎖の可能性は低いとは思いますが、一応テールリスクとして頭の片隅には入れておいた方がよいでしょう。

リターンがほぼ0にも関わらず、資金が一定期間拘束される定期預金は機会損失でしかありませんが、どうしても定期預金で資産を保全したいという方は最大年率0.3%の金利を付与する銀行等について纏めてますので参考にしてみて下さい。(参照:元本保証の代表格定期預金について徹底解剖!おすすめの銀行と金利について解説!)

国債投資 (収益性:0  元本安全性:9)

個人向け国債

まず国債投資ですが、ご存知の通り現在日本は大規模緩和を日銀が行いつづけているので十年債までの金利は0以下なんですね。

10年債金利を0近辺にするという量的・質的緩和付きYield Curve Controlという世界でも類をみない政策をとっているのです。

上の図の見方は横軸が満期までの期間ですね。満期まで10年のものを0%近傍にするよう調整しているのです。基本的に年限が長くなるほど、国が破綻するかもしれないという不確実性が増幅する為、金利は高くなっていきます。


それじゃあ、国債投資ってひょっとしてマイナスの利回りなんじゃないか?

それがですね、財務省や証券会社が発行している個人向け国債では金利が0.05%つくよう設計されているんです。

金利がつくのは嬉しいけど、0.05%じゃなー。定期預金の方が金利が高いじゃないか。

定期預金に勝っている点もありますが、この国債も運用手段としては適切ではないでしょう。

確かに、個人向け国債は定期預金と比べて以下のような特典はあります。
・1年経過したら換金可能
・1万円から投資可能


けど、いくら金利が低いとはいえなんで個人向け国債は優遇されているんだ?

それは国としても国民に持ってもらった方が嬉しいからなんです。ちょっとコーヒーブレークで日本の破綻可能性について考えて見ましょう

Coffee Break:日本の破綻可能性

現在日本の国債残高が1200兆円でGDPの2倍を超えて大変だと騒がれています。

国債残高は1200兆円と述べましたが、これは負債サイドしか見ていない数値です。例えば、株や現金等の資産を6000万円持っている人が、ローンで1億円借金していたら実質的な負債は4000万円になります。

当然日本の純粋な負債を見るのであれば、資産と差引きしないといけません。すると以下のように実質的な負債は500兆円に留まります。

更にこの国債は日本国民によって保有されているので、金融市場では安全とみられております。

家庭を例にとると分かり易いんですが、母親(政府)が父親(国民)に1000万円の借金をしているが、外からの借金はない山田家(国)が自己破産するとみる人はいないでしょう。


けど、母親の借金が父親の資産を超えたらまずいんじゃないの?

確かにそうですね、けど子供(企業)を含めた山田家(日本)の資産は増加の一途を辿っているんです

そうなんです、日本全体としては経常収支をみていただければ分かるのですが、着実に資産を蓄えているんです。

昔は輸出で稼いでいたので、上の図の貿易収支(青)がプラスだったのですが、2014年までは資源価格の高騰で貿易収支はマイナスだったんですね。

然し、それを上回る所得収支のプラスにより基本的には海外からお金を稼ぎ続けているんです。所得収支というのは海外からの利子並びに配当金です。

この金額は再投資を含め、年々増加基調となっています。これが日本が世界最大の債権国家。つまり海外に最も多くの資産を持っている国家となっているのです。

皮肉なもので国民は投資に消極的ですが、国家全体としてみると確りお金を投資で稼いでいるんですね。

山田家(国)全体で海外から稼いでいるのに、デフォルトするということは考えられないので実際日本国債の信用力は高く金利は低く抑えられているのです。

海外先進国債券投資 (収益性:3  元本安全性: 7)


元本保証型の投資先として最もおすすめなのは、先進国への債券投資です。以下見て下さい!

確かに米国債で2%~2.5%、米社債で3.0%~3.5%ですね。けど、なんでリスクが2なんだい?

それは日本円建で見た時のリスクなんですよ。米ドル建てで買ったら、投資した時のドル円レートとの差が最終損失に影響してくるからです。

例えば1,000USDをドル円レートが100円の時に2%の利回りの国債に突っ込むとします。日本円の元本は10万円ですね。

1年後に利子がついて1,020USDとなっています。しかしドル円レートが90円になっていたら、90円×1,020USD=9万1800円となり元本割れしてしまいます。


そうかーワタル君は総合商社で為替トレーダーだったみたいだけど、この後どうなっていくと思う?

それは非常に難しい質問で、プロが予測しても外すのでなんともいえませんが、長期的には円高局面が到来すると思うので90円を下回り始めたら仕込み時だと考えています。

ケンジ伯父さんとの会話の中でもでてきたのですが、私は総合商社時代為替トレーダーをしていました。

様々な金融機関から出されるレポートを大量に読んできましたが、予想が当たるのは半分以下といった感じで、上か下を当てるの50%の確率なので、猿がやっても変わらないなと感じていました。

然し、いくつか円高が進行する理論的な根拠はあります。あまり興味のない方は読み飛ばして下さい。

円高要因①:経常収支黒字

米国は経常収支は大きな赤字で、日本は黒字です。

経常収支が黒字ということは、その国が海外でお金を稼いでいるので、自国に資金を引き戻す際に自国通貨買が発生します。

例えば、日本の企業が海外から配当金500億円分のUSDを獲得し、自国に引き戻す場合500億円分の日本円買、米ドル売りが発生します。つまり円高要因となるわけです。

日本が経常収支黒字の状態が続き拡大していくことを考えると長期的にはどんどんと円高になっていく圧力がかかるわけです。実際ドル円が300円台から現在の水準まで下落したのも経常収支の影響が大きいと言われています。

円高要因②:相対的に弱いインフレ

日本も漸くデフレからの離脱を果たし、モノの価格があがるインフレとなりましたが、相対的にみても依然として日本のインフレ率は世界最低水準です。

米国が2%近辺であることを考えると、約1.5%のインフレ格差があります。ではインフレ率が高い国の通貨は、弱い国の通貨に比べてどうなっていくでしょうか。

例えば日本のインフレ率が1%、米国のインフレ率が2%だったとします。

今日本で100円のコーラは来年には101円です。

今米国で1USDのコータは来年には1.02USDです。

今年のドル円レートは物の価値が一緒だとすると1USD=100円となります。では翌年は1.02USD=101円なので1USD=99.01円と円高方向に行きます。

これを購買力平価説といいます。

円高要因③:景気循環

今は世界景気が良い状態が続いています。

世界景気が堅調な時は日本円でもっていても仕方ないので、高金利通貨で運用しようという動きや日本から海外資産に投資しようという熱が高まり円売りが発生しています。

しかし、一度不況に陥ると今までの円売りを巻き戻して国内に資金を還流させる動きが活発になるので円高の方向に行きます。これがリスク発生時に円高となる要因です。

原因は以上なほどの低金利により海外資産を大きく構築している日本人の機関投資家達の動きなのです。

円高要因④:金融政策

現在米国は段階的な利上げに踏み切り、ユーロ圏も金融緩和の出口を匂わせています。

一方日銀だけ出口から最も遠く、インフレが上がってこないため、金融政策の緩和解除を行うことが出来ないのです。振り上げた拳を下せなくなっている状態なのです。(参照:日米欧の中央銀行の金融政策をわかりやすく解説する)

昨年はユーロが緩和解除に向けた動きを匂わし始めたことでドルに対して20%程増価しました。仮に日銀が緩和解除を匂わし始めたら、大きく円高方向に振れる可能性が高いです。

まとめ

先進国への債券投資は分散投資により米ドルベースで3%程度の利回りを安全に得ることが出来る。

ただドル円レートによっては円価ベースでは損をする可能性がある為、今後の動向を考えれば管理人のおすすめとしては90円近辺になってから徐々に買いますのが得策と考えます。

米ドルとの通貨分散も出来ることから、魅力的ではありますが、ドル円レートが100円を超えている現在においては見送ってもいい水準ともいえます。

海外新興国債券投資 (収益性: 6  元本安全性: 2)


新興国の債券の中には10%近くのものもあるんだけど、これはどうかね?


国によっては魅力的なんですが、ここで売られている国は非常に危険ですね

表面利回りはいいんですが、これは現地通貨建なので現地通貨の価値が下落したら、10%の利回りなんて焼け石に水なレベルで資産を失います

今後成長力が強く、どんどんと海外からの資金が入ってくるような国であれば、為替の価値自体も上がってくるので利回りと共に二重でおいしいです。(参照:新興国株式投資に為替ヘッジが必要なのかを解説する~おすすめのリスク管理指針~)

しかし。ここで挙げられている国は政治的な問題や経済に難を抱えている国ばかりなので為替が下落する可能性が通常より高いのです。

そもそも金利が高いということは、それなりのリスクが高いので金利をあげないと誰も購入してくれないという二面性をもつことも注意しておきたいです。

直近でいうとトルコリラ下落は深刻で一時は100円に近づいたトルコリラ/円レートですが、現在では30円を下回る水準に陥っています。

高金利通貨への投資は投機に近いものがあるといえるので、資産運用にはおすすめできません。


金利だけに騙されてはだめだということだね!

投資信託 (リターン:2 元本安全性:3)


おー投資信託だね!銀行の窓口や証券会社の人から良く購入を勧められるんだよ


彼らは投資信託を売ることで収益を得ていますからね。ただ実は彼らは自己資金は投資信託では運用していないんですよ。

(参照:投資信託の販売員は、自分のお金を投資信託で運用していないという事実。彼らはどのように運用して儲けているのか。)


ところで、どんな商品を紹介されたりしましたか?

なんか難しそうな商品だったなー米国のリートをブラジルレアル建で運用するとか、日経平均にレバレッジを掛けたものを南アフリカランド建で運用するとかで

やっぱりですね。投資信託は難しそうでキャッチーな高い手数料の商品をすすめて手数料を稼ごうというビジネスになってるんです。

実際に投資信託については、金融庁の森長官から以下の指摘をうけています。

「日本の投信運用会社の多くは販売会社等の系列会社となっています。投信の運用資産額でみると、実に82%が、販売会社系列の運用会社により組成・運用されています。系列の投信運用会社は、販売会社のために、売れやすくかつ手数料を稼ぎやすい商品を作っているのではないかと思います。
これまでの売れ筋商品の例をみても、ダブルデッカー等のテーマ型で複雑な投信が多く、長期保有に適さないものがほとんどです。こうした投信は、自ずと売買の回転率が高くなり、そのたびに販売手数料が金融機関に入る仕組みになっています。」

私が先程述べたことと同じですね。

長期保有に適さない複雑で手数料が高い商品を売って手数料で儲けていこうという販売者側の論理で組成され販売されている商品なんですね。


そもそも投資信託自体の手数料体系もおかしいんです。儲かった分からではなく、投資元本全体に対して手数料が掛かってきますからね。運用側にもあまり利益を出すインセンティブがないんですよ。

どういうこと?

例えば、信託報酬3%の手数料の投資信託に1000万円を投入したとします。以下の二つのパターン毎に手数料を見てみましょう。

①1000万円⇒1100万円に増加
手数料は1100万円×3%=33万円

②1000万円⇒900万円に減少
手数料は900万円×3%=27万円

如何でしょうか、運用利回りに20%の差があるにも関わらず手数料は6万円しか変わらないのです。

それであれば例え運用成績が芳しくないキャッチーな投資信託②を2000万円売った方が運用会社も販売会社も儲かるという仕組みになっているのです。


実際米国の投資信託との差を見て頂ければ、日本が以下に質の低い投資信託なのかが分かると思います。

米国の投資信託は日本の投資信託と比べて手数料は低く、利回りは高いのが一目瞭然ですね。

そもそも投資信託は投資する分野を自分で選ばなければいけないので、自分でどの分野が今後伸びるかを確りと判断できる人には良い投資先かもしれませんが、なかなか資産運用になれていない人としては難易度が高いことだと思います。

また仮に今後あたる分野を当てることが出来たとしても、購入手数料、信託手数料、解約手数料で5%以上とられることを考えると、あたると考えた分野に自分で個別株や債券を購入した方がいいですね。

投資信託は全くおすすめできない投資先といえます。

独立系投資信託(ひふみ投信 )(収益性:8  元本安全性: 6)

次は独立系の投資信託です。


独立系投資信託?普通の投資信託と何が違うんだ?

普通の投資信託は運用会社と販売会社が異なりますが、独立系投資信託は運用から販売まで一括におこなっている投資信託です。

ひふみ投信の該当(成績、方針)

日本にも独立系投資信託は存在しており、一番有名なのはひふみ投信です。


ひふみ投信は聞いたことあるよ。カンブリア宮殿で特集された藤野さんのファンドだよね

その他にも鎌倉投信、さわかみ投信、有難う投信などがありますが、全てアクティブファンドといわれるもので市場平均であるTOPIXや日経平均より高い成績を求めて独自の運用哲学で運用をしている投資信託となります。

今回ひふみ投信を取り上げた理由は以下のグラフの通り、成績が著しくTOPIXや他の独立系投資信託より高いためです。

青:ひふみ投信 赤:さわかみ投信 緑:結い2101 黄色:ありがとうファンド

運用方針はなるべく投資家が不安に思わないように変動が小さく着実に上がることを理想としています。

同じ上昇でもAよりもBの方が安心できますよね。

そして過去からひふみ投信は下落に強い運用をおこなっております。

TOPIXがマイナスでもプラス又はごく小さいマイナスで押さえていますね。非常に優れたアクティブファンドといえるでしょう。

運用方針は中小型株を中心とした成長株投資に割安株投資を組み合わせて運用しています。また現金比率も最大50%まで引き上げることが出来るので、暴落時に現金比率を高めて安く仕込むことができるようになっている点も評価できる点です。(参照:ひふみ投信の成績・方針・手数料・NISAとの相性について)

ひふみ投信の注意点


ここまで聞いているとひふみ投信に弱点はなさそうだけど、注意点とかあるのかい?

今まで非常に良い成績を残してきましたが、今後どうなっていくかは分からなくなってきたんです。今から説明しますね

以下はひふみ投信の純資産額の推移です。カンブリア宮殿以降急速に人気が高まり、投資申し込みが殺到し純資産額が急騰しています。

この純資産価格急騰の問題点は二つあります。

本来の運用が出来なくなってきている

一つは投資する先が本来の中小型の成長株だけでは賄いきれなくなり、大企業への投資割合が大きくなってしまい本来のひふみ投信の運用スタイルが維持できなくなってきていることです。

実際大型株の割合が増え、これまでのひふみ投信の成長を索引してきた超小型株の割合が急激に小さくなっています。

これは、超小型株投資の絶対額が減っているのではなく、投資できる超小型株に対して資産が大きくなりすぎたことにより割合として低下してきていることを示しています。

実際最近の組み入れ比率TOP10の顔ぶれを見ると、マイクロソフト、パナソニック、ソニー、三井物産、三菱商事と誰もがしっている大企業が並び、TOP10は全て大型銘柄となっています。

皮肉なことに人気がでてしまったが故にこれまでと同様の運用ができなくなっているのですね。

実際大型の比率が大きくなっているが為に、以下のように2018年2月の下落時には市場平均と同様に大きく資産価格をおとしています。

直近は徐々にインデックスのパフォーマンスに近づいてきていると言えるでしょう。

青:ひふみ投信 赤:TOPIX

逃げ足の速い投資家が増えた

今回のこの純資産額の増加はカンブリア宮殿を見た人達が資金を投入しているので、言葉を悪くすれば腰を据えていない投資家が多くなったといえるでしょう。

もし、暴落が発生した場合に資金を引き上げるリスクが高くなったと見ています。

藤野氏は暴落時に安い価格で仕込むことにより、その後の大幅なリバウンドを取ることを得意としていますが、解約が相次げば割安に仕込む資金が枯渇する為基準価格の回復に大幅な時間を要すことになると見ています。

ひふみ投信(グロース株)まとめ

アクティブファンドの中ではひふみ投信はずば抜けた成績を残しており、日本の独立系投資信託並びに投資信託の中では一番魅力的な投資先であるといえる。

然し、資産規模の急激な増加によって今までと同様の運用を維持でき無くなってきており、TOPIXや日経平均といった市場平均と同様の動きになりつつあり、今後の運用パフォーマンスに対しては不透明性が高くなっている。

国内ヘッジファンド(BMキャピタル):(収益性:8 元本安全性:9)

いよいよ管理人が安定的な資産形成を行う上で、最もおすすめする日本のヘッジファンドについて紹介していきたいと思います。

国内ヘッジファンドの魅力①:高い運用成績


ヘッジファンドは証券会社などで公募していない投資ファンドのことで、独立系投資信託のように公に宣伝もしていないので、なかなか普段目にすることはないと思います。

ヘッジファンドはどのような相場環境でも収益を追求する絶対収益型の運用を行っており、市況が悪い場面でも収益獲得を追求していくファンドなのです

ヘッジファンドってきくと海外の富裕層が投資していて時には年率100%のような凄い利回りを上げることもあるってイメージだけど、日本にもヘッジファンドはあるのかい?

海外の著名なファンドの中には、大きなレバレッジを効かせて派手な利回りをあげるファンドもあるんですが、反対に大きく損をすることもあるんです。

一方日本にもヘッジファンドは存在しており、レバレッジをかけず堅実な投資成績を上げ続けているファンドも存在しています。

実際、以下のような調査結果も日経新聞からでており、巨額の資金をもった海外の著名ファンドより資産規模が小さいヘッジファンドの運用成績がアウトパフォームしているという、結論もでています。

日経新聞にも以下のような記事もでておりました。
(https://www.nikkei.com/article/DGXNMSGN28001_28092011000000/
ヘッジファンドの運用成績は、資金規模が大型化し老舗になるほど低下する――。米金融テクノロジー会社パートラックがヘッジファンドの運用資産総額とファンド設定年数をベースに1996年から2010年までの運用成績を比較したところ、こんな傾向が明らかになった。

私の投資している国内ヘッジファンドでは、年率10%以上の成績を上げ続けていますが、世界の著名ファンドの成績と比較しても申し分ないパフォーマンスで、著名度と運用成績に相関がないことがわかると思います。

優れた投資成績を残しているのは私の投資しているヘッジファンドの運用方針が本格的なバリュー株投資を実践していることに起因しています。

バリュー株投資というのは世界で最も有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏の師であるベンジャミン・グレアム氏によって開発された手法で、以下のように市場平均並びに成長(グロース株)投資の成績をアウトパフォームし続けています。

更に、グレアム氏の実証検証の結果を合わせると約80年間に亘り優秀な成績を収め続けてる、歴史的に有効性が証明された手法なのです。

理論についてはコラムで説明しますが、重要なのは現在の財務諸表から分析を行う為、手間はかかりますが再現性が非常に高いというのも管理人が評価している点です。

グロース株投資は時流にあえば大きな利益を獲得することが出来ますが、未来を予想する手法である為、再現性が低く何十年も継続して高パフォーマンスを上げ続けることは難しいのです。

国内ヘッジファンドの魅力②:元本安全性の高さ

先程紹介したバリュー株投資ですが、日本名を割安株投資といい、理論的な株価より著しく低い価格で放置されている銘柄を投資対象としています。

例えるなら2万円の現金が入った財布が1万円で販売されているという状態の銘柄を購入するわけです。

このような財布が更に値下げされる可能性は低いのと同様に、価値に対して著しく低い価格で取引されている銘柄というのは下落する可能性が低いため、元本安全性が高いのです。

また仮に下落したとしても、それは不当な下落である為、最終的に理論的な株価の水準まで回復していく傾向が強く慌てふためく必要性もありません。

実際に私が投資しているヘッジファンドでは創設以来5年間、半期ベースでマイナスの運用成績がありません。

更にヘッジファンド創設前のファンドマネージャーの投資成績はリーマンショック次でもプラスの運用成績を残しており、下落するリスクを低く抑えているというところが大きな魅力となっています。

⇒ 管理人おすすめのファンドはこちら

バリュー株投資の理論については、この項のコラムで説明します。

国内ヘッジファンドの魅力③:資金力の有効活用

バリュー株投資が歴史的に市場平均並びにグロース株投資をアウトパフォームしていることは歴史が証明しておりますが、開発者のベンジャミン・グレアム氏も指摘している通り、一つ重要な欠点があります。

それは、下落する可能性は低いけども上昇するまでに時間がかかる可能性が高いという点です。

本来の価値から著しく割安に放置されている株は、東証二部や地方証券取引所といったマイナーな取引所に上場されている、時価総額が低い企業が殆どで市場から注目されにくいということが原因で本来の価値まで再評価されるのに時間を要してしまうのです。

この弱点を、グレアム自身グレアム・ニューマン・ファンドというバフェット氏曰く世界で最初のヘッジファンドを創設し、資金力を活かして克服していきました。

それは、ファンドを通して得た豊富な資金力で投資先企業の株式を大量に取得し、経営陣に働き掛け、自己株買や増配といった市場の脚光を浴びる施策の実施を経営陣に働きかけることです。

つまり低迷しがちな割安株を能動的にあげるという手法をとっていたのです。これにより、バリュー株の欠点を補完して彼を一躍有名にしたのです。

個人の投資では実現できない手法である為、本格的なバリュー株投資を実施している資金力のあるファンドに預け入れる方が良い成果をあげることが出来るのです。

私の預け入れいてるファンドでも実際に、グレアムと同様の能動的な動きをとりバリュー株投資を昇華させているのです。

国内ヘッジファンドの魅力④:最低投資金額の低さ


けどワタル君。ヘッジファンドって最低投資金額の閾値が高いんじゃないの?海外では1億円から受け入れ可能とかって話を聞くけど

確かに海外著名ファンドでは最低投資金額が1億円、場合によっては10億円以上としていますが、日本のヘッジファンドの閾値は海外より低くなっているんです

日本のヘッジファンドは上記でも説明した通り、最低投資受入額を1000万円にしている所があり、閾値が海外のヘッジファンドに比べて低くなっています。

更に私も最初国内ヘッジファンドに投資した際は500万円だったということもあり、運用に満足した場合に増資することを前提として1000万円未満でも出資を受け入れてくれるファンドも存在しており、敷居は低くなっています。

最低投資金額や詳しい運用手法、過去からの運用成績については、ご自身でファンドの方と直接会って説明を受けてみるのがよいでしょう。

コラム:バリュー株投資

理論が気になる方の為に、ベンジャミン・グレアム氏が考案したバリュー株投資の理論について説明していきます。

このコラムを読んでいただければ、何故元本安全性が高いといえるか理解することが出来ると思います。


バリュー株投資って、PERやPBRといった割安指標が低いものに投資するだけなんじゃないの?

確かに割安指標というのもありますが、本家本元のバリュー株投資は企業の財務諸表を分析して投資銘柄を決定するんです。

グレアムが提唱したバリュー株投資は正味流動性資産価値の3分の2以下で取引されている企業を購入せよというものです。


正味流動性資産価値ってなんだい?聞いたことがないんだけど

正味流動性資産価値というのは企業の流動性資産から総負債を引いたものを指します。図にすると以下のような感じですね。

流動性資産というのは一年以内に現金化が見込まれる資産で、現金や売掛金、受取手形、商品、棚卸資産等が含まれます。

通常の企業は流動性資産が総負債を上回ることはない為、正味流動性資産価値が存在しているだけでも安定した財務諸表を有している企業ということが出来ます。

更にグレアムは、この正味流動性資産の3分の2以下の価格で取引されており企業の株の購入を勧めています。

まず企業の価値というのは時価総額で表され、発行済株式数×株価で表されます。

これらのことから、以下の図を満たす企業をグレアムは投資対象としておりました。

非常に割安な企業であるといえると思いますが、一つ欠点があります。

それは流動性資産の中に含まれている、商品、棚卸資産の価値についてです。これらの項目は確りと販売されるという保証がありませんので、極論すると価値は0の可能性もあります。

その為、流動資産から棚卸資産並びに商品を除き、有価証券を加えた現金性資産という観点で考えていきます。

グレアムの投資手法の改良バージョンでは現金性資産から総負債を引いた、保守的な純資産価値が時価総額を超えている銘柄を投資対象とします。図にすると以下のような銘柄です。

このような銘柄は建物や設備、商品といった種々の資産の価値を0として保守的に見積もった純資産の価値のみで時価総額を上回っている企業ということが出来ます。

更に本来今後の収益も株価は織り込むはずなのですが、この収益も0として保守的に考えています。

仮にこのような株を取得して、その瞬間に企業が解散した場合、その清算価値のみで利益が確実にでる株価に投資をする手法なので、値下りリスクが非常に低く抑えられるのです。

正に私が先程出した例である、2万円が入った財布を1万円で購入するといったイメージですね。


そりゃそんな株があったれあ非常に魅力的だけど、そんな銘柄存在しているのかい?

それが日本の株式市場はこのような銘柄が眠っているお宝市場なんですよ

日本は時価総額に比して上場企業数が多く、尚且つ東証二部や地方証券取引所の銘柄は時価総額が小さく国内の証券会社から分析されず、英語の決算書もだしていないので外国人からも見向きもされず、ありえないレベルの割安さで放置されているのです。

日本市場で確りとしたバリュー株ファンドに投資することにより、着実に資産を形成していくことが出来るでしょう。

FX (収益性:2  元本安全性: 2)

日本で非常に浸透しているFXについては、まず投資を始めようと思った方は口座を開設する代表的な投資先なのではないでしょうか。

FXは資産運用に適していない理由

実際日本のFXの個人投資家はミセスワタナベと呼称され、為替市場では有名な存在になっています。日本の平凡な仮定の主婦がぽちぽちとやっているというイメージから、この名称がなずけられたのです。


ワタル君は総合商社で為替トレーダーの経験があるけど、FXは資産運用にむいているのかい?

伯父さん結論からいうと全く向いていません。あまりFXで勝とうと意気込むと大切な資金を溶かす結果になるのでおすすめできないです。

実際に為替市場というのは上がるか、下がるかを当てるだけなので、確率的には50%の確率で勝つはずなのですが、日本の個人投資家の勝率は2016年度は37%、2017年度は41%となっており、他のプレイヤーからカモにされているのです。

私の総合商社での為替トレーダーとしての経験から申し上げると、為替市場には有利なプレイヤーが二種類存在しています。

一つ目は銀行のボードディーラーです。

彼らは貿易業者や機関投資家、ヘッジファンドなどの取引の情報が入ってきます、今日はデカイところが動きそうだから上がりそうだとか、この水準には大きな注文がささっているから、ここで頭打ちしそうであるとかの情報をもっているのです。

つまり個人に対して圧倒的な情報優位性を持って、為替市場に臨んでいるといえるのです。

丸腰で臨む個人投資家が彼らに勝つのは至難の業でしょう。

二つ目は機関投資家や海外著名ヘッジファンドです。

かれらは自らの資金力が莫大である為、自らの資金で相場の捻じ曲げることが可能なのです。

個人はいくら資金が大きいといっても相場の流れを変えることができないので、彼らの巨額のフローによって損切を余儀なくされることが多々あります。

以上のことから、FXをトレード益を狙った投資先として、活用することはおすすめ出来ない手法となります。

FXの活用法

FXをトレード目的で使わない方がよいと申し上げましたが、賢く使用する方法はあります。

それは通貨分散です。FXを活用することによって、FX特有のレバレッジを活用して少ない資金で通貨分散を図ることが出来ます。

例えば貴方が2000万円分の資産を持っているとして、米ドルと日本円の割合を1:1にしたいと考えた場合、本来であれば1000万円分の日本円を米ドルの外貨預金にするか、1000万円分の米国債を購入する必要があります。

すると資産のうち1000万円が拘束されることになるので、他の投資先に投資することが出来ません。

然しFXを使えば、例えばレバレッジを5倍にする場合、200万円を証拠金として入金すれば1000万円分の米ドル(約10万米ドル)を得たことと等しくなります。

当然、米ドルが20%下落したら、追加で証拠金をいれなくなるわけですが、資金拘束が少なくてすむというメリットを享受することが出来ます。

もっと保守的に2倍のレバレッジにしたいという方の場合、500万円を証拠金としていれて1000万円分の米ドル(約10万米ドル)をFXで購入すれば酔いということになります。

この場合1USDが50円近辺にならない限り、追加の証拠金を要求されることはありません

通貨分散をしたいけども、自己資金拠出額を抑えたいという方にはおすすめの手法となりますので、短期目線ではなく長期目線で通貨分散を図るには適しているといえます。

自分のりすく許容度に応じて、効率よく通貨分散を行いたい方のみ、活用されることをおすすめします。

仮想通貨 (収益性:5  元本安全性: 1)


ワタル君、大きく儲けるなら仮想通貨なんかいいかなーと思っているだけど実際どうだろう?

仮想通貨は変動幅が非常に大きく、理論価値というのがないのでただの投機になってしまいます。正直おすすめできません。

仮想通貨は資産運用というよりは、最早ギャンブルつまり投機性にあふれた金融資産といえるでしょう。

そもそも仮想通貨には価値の裏付けがなく、現在日本円や米ドルなどの法定通貨との交換が出来るという点のみが価値となっています。

また2018年3月現在1Bitcoin=80万円近辺となり、ここが広い時だと思われている方も、注意が必要です。以下が過去のバブルの値動きです。

一度吹き上がって急速に失速したものは、その後急速に価値を失っていく傾向にあるのです。

勿論、仮想通貨には理論株価のような理論値は存在しないため、今後更に吹き上がる可能性もありますが、理論が存在しないことが仮想通貨を投資ではなく投機たらしめています。

確りと着実に資産を形成していきたいという方にとっては、仮想通貨は手を出さない方がよい投資先ということができるでしょう。(参照:仮想通貨でいきなりまとまった資金が出来た方におすすめの資産運用(2017年12月))

新興国株式投資:(収益性10 元本安全性 7)


ある程度安全性を重視しながら、大きく稼ぎたいのであれば新興国への株式投資をおすすめします

けど新興国投資ってリスク高いんきゃないの?どういう国を選んだらいいのかわからないよ。

新興国投資の魅力とどういう国に投資していくのがいいのかという点について見ていきましょう!

新興国投資の魅力

日本も、あの米国でさえもかつては新興国でした。

日本の戦後からに日経平均をご覧ください。

実に戦後から1990年のバブル絶頂までに220倍に増大しているのです。

世界には今後まだまだ発展していく国が多く存在しており、正しい国んい投資することが出来れば10年で10倍程度の上昇も普通に見えてきます。

何より、成長する国の株価は上昇していくことが歴史的に証明されているので、これもバリュー株投資同様成功する可能性が高い投資ということが出来ます。

更に以下のデータをご覧ください。以下は現在の世界のGDPの比率です。

一方株式市場の時価総額は以下のようになっています。

株式市場はGDPと比例するはずなのでGDPで40%を占めている新興国が、株式時価総額では10%しか占めていないのは明らかな過小評価がなされているのが分かります。

今後再評価されることにより、新興国の株式市場は増加していく、つまり株価が上昇していくことが見込まれるのです。

魅力的な新興国の条件①:人口動態

魅力的な新興国としてまず外せないのが人口動態です。

日本が成長した大きな要因は、戦時中に産めよ増やせよ1億人で、国策として人口を増加させた為、戦後に若年層の人口が膨れ上がりました。

総人口と共に、15歳から60年の生産年齢人口が増加していくことが経済発展の前提となります。

現在の中国は既に人口ボーナスを終え、労働人口が減り始める構造となっている為、今後爆発的な成長は期待できない構造となっています。

更に人口構造が綺麗なピラミッド型でもアフリカ諸国は成長しません。教育水準が確りし、読み書き計算が確りとできる若年層が育っているかという点も重要になります。

日本は江戸時代の寺子屋から始まり、基礎教育が確りしていた為、爆発的な成長を実現することができたのです。

魅力的な新興国の条件②:安定した成長構造

安定した経済成長というのは内需の拡大を伴った国民の個人消費中心の経済成長となります。

リーマンショックの後カンフル剤として60兆円規模の財政支出をして成長を底支えし、その後も過剰投資を続けた結果、GDPに占める投資の割合が40%近くになってしまいました。

現在でも過剰設備と過剰債務を抱えている中国が更に投資を増やして成長してくことは困難となり、むしろこれらの過剰を清算する為に今後減速することは必至な状況となっています。

健全な経済では消費(民間+政府)がGDPの60%~80%を占めているべきなのです。

補足:GDPを需要面から分解すると、(民間+政府)消費、(民間+政府)投資、純輸出

魅力的な新興国の条件③:過度に特定の産業に依存していない

これは資源国にありがちな話なのですが、過度に経済が資源分野に偏っていたりする場合、資源価格の下落が経済並びに国家財政に大きな影響を齎します。

記憶に新しい2014年からの資源価格の下落によって、ロシアやブラジルやサウジアラビアのような新興国は経済成長がマイナスに陥り、国家財政も危機的な状況となりました。

また通貨も売り込まれる為、輸入物価が上昇して国内は深刻なインフレに見舞われ、個人消費も停滞してしまうのです。

魅力的な新興国の条件④:割安な株価水準

以上①~③を満たしていたとしても、株式市場が将来の成長を織り込んでいた場合、長期的にみたら株式市場は成長していくでしょうが、短中期でみると大きな値上がりは期待できない市場になってしまいます。

成長力が高いのに株式市場が成長を織り込んでいる国としてインドやフィリピンが挙げられます。

管理人がおすすめするのは、まだ外国人投資家が本格的には参入しておらず、ETFや投資信託が組成されていない市場への先行投資です。

【参照】新興国株式投資でETFや投資信託をおすすめできない理由~どうすれば一番儲かるのか


ワタル君、成長する条件を満たす国はありそうだけど、④の割安な株式市場を有している国なんてあるのかい?

管理人おすすめの新興国イラン:成長する土壌


今最も注目すべき新興国として私がおすすめするのはイランです

イラン??あのつい最近まで制裁を食らっていた国か??それに中東だからエネルギー産業に依存しているんじゃないのか?

伯父さん。逆に2016年1月まで制裁を科されていたことがイランを魅力的にしているのです。あまり知られていませんが、2016年の経済成長率は12.5%で世界トップなんですよね。イランの魅力について見ていきましょう

まず人口プラミッドですが、以下のように若干綺麗なピラミッド型とは異なりますが、今後20年から30年間労働人口と総人口が増えていく構造となっています。

更にイランの教育水準は確りとしており、経済成長を行う土壌が出来ています。

経済構成も個人消費中心に成長をしており、民間と政府の消費で60%を超え、投資は30%以内に抑えられています。

産業構造もケンジ伯父さんの言っていた通り、中東だからエネルギー偏重経済と思われがちなのですが、制裁の影響で思うように輸出できず、GDPの産業別構成では僅か20%に留まっています。

またポテンシャル自体は天然ガス埋蔵量世界第一位、石油埋蔵量世界第四位と非常に高い為、ここからのアップサイドは見込めるという状況になっています。

また財政依存度も中東で一番低く、財政、経済共に石油に依存していない構造であることが分かります。

更にイランはあまり知られていませんが、中東で唯一自動車を生産できる国で、年間生産台数は100万台と世界第10くらいで今後5年で300万台の生産を目標とするという成長産業を有しています。

日本が900万台ですから、かなりの量生産していることが分かると思います。

管理人おすすめの新興国イラン:割安な株式市場

成長する土壌でいえば、フィリピンと同格、インドに優位性があるのですが、両国とも既に株式市場が成長を織り込み平均PERは20倍を超える水準となっています。

PERというのは、企業の利益何年分で株式価値を稼ぐかという指標で低い方が割安という投資指標です。

不動産で説明すると1億円の物件の家賃収入が1000万円であれば、PERは1億円÷1000万円=10年となるのでPERは10倍となります。

米国が25倍、日本が13倍という水準なので、フィリピン、インド共に割安といえる水準ではないことが分かります。

一方イランは時価総額が高い20社のPERは以下のようになっています。

20社のうち、PERは以下のようになっています。
PER10~  1社
PER9台   1社
PER8台   1社
PER7台   4社
PER6台   4社
PER5台   7社
PER4台   2社

如何でしょう、PER4倍~7倍がVolume Zoneとなっており、異常なレベルで割安なことが一目瞭然だと思います。ここから更に下落していくことはなかなか考えにくく、元本安全性も高いと考えています。

イランの株式市場が割安に放置されていることの要因として、制裁の影響で外国人の資金が入ってこなかったことに加え、通貨下落によるインフレの発生でイラン国民に投資にあてる資金が枯渇していたことが要因と考えられます。

然し、2016年1月に制裁は緩和・解除されており、徐々に外国の資金が入り始め株式市場再評価に向けた動きが出始めています。

実際以下のようにイランの株式指数は飛翔し始めています。

重要なのはこの上向き始めた段階でもまだ上記で説明した水準の割安さが維持されている点です。

これはイランの企業が成長していることに加え、まだETFや投資信託といった商品が組成され、本格的な海外からの資金が入ってきていないことが要因です。

以前パキスタンも制裁を科されていましたが、制裁が解除され上昇して更にETFが組成されて上昇が加速していきました。イランも同じ経路をたどることが予想されます。(参照:本当におすすめの新興国株式投資とは~パキスタンを例に説明する~)

更に配当性向も非常に高く、配当利回りが20%近い銘柄も存在しています。1000万円投資したら、配当金が毎年200万円入ってくるんですね。

日本だと高配当と言われる銘柄でも4%が関の山なので、以下に高い水準であるかということが分かると思います。

イラン株への投資手法

イランが成長力、株式市場の割安度が魅力的であることが分かったとしても、ETFや投資信託が組成されていない為、どのように投資するのか分からないという方もいらっしゃると思います。

現在イラン株の投資許可をイラン当局を得ている外国の個人並びに企業は1000程度となっています。

私が投資しているファンドは日本で唯一投資許可を取得しており、2018年4月という一番魅力的な時期にイラン株ファンドの運用を開始します。

今最も魅力的な新興国であるイランに投資して、大きく資産を殖やしたいという方は以下ファンドランキングのトップに掲載しておりますので直接問い合わせてみると良いでしょう。

まとめ

今まで見てきたことを纏めると、最初の図の通り以下のようになります。

堅実に運用したいのであれば、バリュー株投資を実践しているヘッジファンドを軸に、独立系投資信託や新興国投資を適度に織り交ぜながらポートフォリオを構築することをおすすめします。

多少のリスクを許容しながら、大きな利益を得ていきたいのであれば、今最も注目されているイラン株へ投資するファンドを軸に置きながら、バリュー株の国内ヘッジファンドや先進国債券投資を組み合わせてポートフォリオを構築するのが良いでしょう。

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