鎌倉投信「結い2101」とひふみ投信の運用成績・方針・手数料を徹底比較~おすすめの資産運用法は何なのか~

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こんにちは!ワタルです!

さわかみ投信さわかみ投信とひふみ投信を徹底比較に続いて鎌倉投信が運用している「結い2101」とひふみ投信(評判のひふみ投信の魅力を解説する~運用方針・利回り・手数料を徹底解剖~)の違いを徹底的に比較していきたいと思います。

結い2101とひふみ投信の共通項

まず二つのファンドの共通項について記載していこうと思います。

独立系投資信託

まず二つの共通項は独立系投資信託ということです。

通常の投資信託は野村アセット等の運用会社と証券会社等の販売会社が分かれていますが、独立系投資信託は販売から運用まで一貫して行う会社でファンドを直販しています。

つまり結い2101を購入しようと思ったら、鎌倉投信から直接購入しなければいけないということですね。

アクティブファンド

もう一つの共通項はアクティブファンドだということです。

つまり、日経平均やTOPIXのような指数(インデックス)に連動することを目標としているわけではなく、インデックスより高いパフォーマンスをだすことを目的としたファンドです。

運用方針の違い

ひふみ投信は成長(グロース)株投資と割安(バリュー)株投資を組み合わせた運用方針でTOPIXを大幅に上回る素晴らしい成績を上げています。

青:ひふみ投信 赤:TOPIX

またひふみ投信は組み入れ銘柄も大型株に限定せず、大型銘柄、中小型株、超小型株、現金を組み合わせて柔軟に運用しています。

結い2101の投資方針は運用レポートの中で以下のように定められています。

「結い 2101」は、投資家の長期的な資産形成と社会の持続的発展に貢献するために、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、国内を中心に、社会との調和の上に発展する次のような企業の株式に投資することにより運用を行うことを基本とします。

・これからの日本に必要とされる企業
・持続的で豊かな社会を醸成できる会社
・人財を活かせる企業
・循環型社会を作る企業
・日本の匠な技術・優れた企業文化を持ち、また感動的なサービスを提供する企業

定性面だけ紹介されていて、正直運用方針は定量的ではなく良く分かりませんが、日本の社会の為に投資をするという理念を掲げている感じですね。

銘柄別の市場構成をみてみましょう。

東証一部が70%以上を占めていますが、東証一部の中の70%以上が小型株銘柄となっている為、中小型株中心のPortfolioといえます。

実際組み入れ銘柄は以下のようになっています。殆ど同じ割合で投資しているので上位銘柄という概念はありません。

正直聞いたことない銘柄ばかりですね。前回紹介したさわかみ投信とはちがいマイナー銘柄で構成されております。

ざっと調べてみても、PER、PBR、ROE、ROAに何かしらの傾向があるわけではなく、一番右に記載されているテーマ別に運用理念に則た銘柄を選んでいるということが分かりました。

またもう一つ重要な特徴があります。それは一貫した現金比率の高さです。

現金比率が40%と非常に高いのが分かります。今は暴落警戒で現金比率を高めているのかなと思ったのですが、1年前も同水準でした。

鎌倉投信自体も現金比率の高さについて言及しており、安定性を確保の為であり、相場下落時に安値で仕込む為に行っているとしています。

個人的には相場環境に応じて現金比率を柔軟に変更している、ひふみ投信の方が優れていると考えます。

というのも、一定して40%近辺のキャッシュ比率を保つのであれば、個人でも出来ますし、相場下落時の影響は低くなりますが相場上昇時に大きな利益を取ることができない為です。

更に手数料は全預託資産に対して支払う為、実際の運用比率に対して高い手数料を払ってしまうことになるからです。

運用成績の比較

ひふみ投信は相場上昇時には市場平均であるTOPIXよりも好成績を残し、リーマンショックやチャイナショックの時もプラス又は極めて小さいマイナスの運用成績で押さえています。

アクティブファンドとしてはかなり優秀な成績であるといえます。累積の運用成績は以下のようになっております。(青:ひふみ投信 赤:TOPIX)

では結い2101の運用成績はどうでしょうか。以下に結い2101とTOPIXの運用成績を比較したものを載せました。

【10年比較】青:結い2101 赤:TOPIX

【5年比較】青:結い2101 赤:TOPIX

TOPIXよりは若干いい成績を残していることがわかりますね。確かに2011年のような相場下落時には下落幅を少なく抑えられていますが、これは現金比率が大きいことが要因であると考えられます。

では結い2101とひふみ投信とTOPIXの比較グラフをご覧ください!

こうみると歴然ですね。ひふみ投信がアクティブファンドとして、圧倒的な成績を長期に亘って出していることが一目瞭然です。

手数料の比較

どちらも購入、解約時の手数料は0です。かなり良心的ですね。

基本的にアクティブ型の投資信託の手数料は2~3%と高い場合が多いのですが、ひふみ投信は年間1.0584%の信託手数料のみが発生します。

しかも還元制度がしかれており、5年経過したら一旦1.0584%の手数料を頂いて、その中の0.2%分をひふみ投信を再購入、10年経過したら0.4%分を再購入としています。

要はお金は戻ってきませんが、実質5年経過したら0.8584%、10年経過したら0.6584%の手数料負担になるということですね。

一方鎌倉投信の結いではこのような還元制度は用意されておらず、1.08%となります。ただ現金比率が一貫して高いので投下資本に対する手数料は1.5%~2.0%くらいの感じですね。

手数料の面からもひふみ投信に優位性があるといえるでしょう。

比較のまとめ

運用成績、機動的な現金比率の変更による相場下落時の底堅さという観点に加え、手数料の観点からもひふみ投信の方が投資先として魅力的であるといえます。

また、ひふみ投信が成長(グロース)株投資を主軸にしながらも、一部バリュー株投資を組み入れた運用手法と運用方針が明確なのに対して、結い2101は運用方針が定性面だけで、あまり理解することができません。

私は概念的な投資をしている投資手法にはあまり共感できず、そもそも自分の資金がどういう戦略で運用されているのか分からいのは不安でならないので、投資先として結い2101は除外しています。

更におすすめの資産運用法

世の中のアクティブ型株式投資手法には主に二つあります。

それは成長株に投資するグロース株投資と割安株に投資するバリュー株投資です。

ひふみ投信はグロース株8対バリュー株2くらいの割合で織り交ぜて運用していますが、長期でみるとバリュー株が市場平均並びにグロース株投資に対して優位な投資成績を残しております。

以下は赤がバリュー株投資ファンドで灰色がグロース株投資ファンドの長期の市場平均に対するパフォーマンスなのですが、バリュー株投資がグロース株投資に対して長年超過利益を出し続けています。

グロース株の軸としてはひふみ投信が日本で最も最良の選択だと思うのですが、バリュー株投資を実践して創設以来マイナスを出すことなく平均10%以上の投資家リターンを生み出しているファンドに私は投資しています。

バリュー株はバフェット氏の師であるベンジャミン・グレアム氏によって提案された手法で、彼の投資理論について簡単にネットネット株って何?ベンジャミン・グレアムの投資手法を分かり易く解説<図解有り>でまとめております。

彼の実証検証によると1940年から1970年に亘って常にバリュー株投資が市場平均を上回り続けており、上のグラフと合わせると80年程度バリュー株投資のパフォーマンスが高いことが歴史的に証明されているのです。

バリュー株投資は下落の可能性が低い投資手法なのですが、場合によっては適正な価格まで上昇するのに時間がかかることがあります。

これを資金力のあるファンドが投資をし、経営者に株価向上策を働きかけることにより、この欠点も克服することが出来るのです。個人で行うより、効率よく運用することが出来るのです。

その為、私も個人で一部バリュー株投資を実践しておりますが、銘柄を探し出すのも骨が折れますし、上記の欠点を克服する為に信頼できるバリュー株ファンドに大部分を預けています。

以下に私の投資しているバリュー株ファンドを含めておすすめのファンドをランキング形式で纏めておりますので、参考にしてみて下さい!

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