イラン株投資の魅力を個別銘柄を用いて解説する②

Pocket
LinkedIn にシェア

前回イラン株投資の魅力を個別銘柄を用いて解説する①でイランにおける鉄鋼の大手企業であるISFAHAN MOBARAKEH STEEL PUBLIC SHAREHOLDINGを割安に放置されており、非常に効率的な収益を上げている例として紹介させて頂きました。

今回は別のビジネス領域のガリバー企業の分析をしていきたと思います。

個別株分析②:Mobile telecommunication company of Iran

今回は通信分野の企業を分析していきたと思います。

概要とPER

今回はイランの最大のテレコミュニケーション企業であるMobile telecommunication company of Iran (以下MTCI)について詳しく見ていきたいと思います。

 

今回分析するMTCI社は中東最大の携帯電話会社で7,000万人程度の加入者を抱えています。

日本でいうところのNTT Docomoみたいな感じですね。

 

このような形態の会社の最大の強みは、約束された収入が毎月入ってくることで、ストック型のビジネスとして安定性は抜群となっています。

 

今回もネットはおろか、金融端末として世界標準となっているBloombergですら情報取得が困難な状況で、非常に貴重な情報となります。

 

発行済株式数:4 billion

時価総額:1,980milliom USD

PER:3.9倍 (前回のIMSPの5.7倍よりも更に低い驚異的な数値です)

ROE:35.9% (前回のIMSPの16.7%より格段に高いです)

 

前回もPERの水準だけみても非常に割安であることが分かります。因みにですが、日本の通信大手であるNTT DocomoのPERは13.8倍となっているので、日本の同業比較でみても7割程割安水準となっています。

 

PERが異常に低かったとしても、これから衰退産業とみられていたり、利益が縮小傾向であるのであれば、市場が将来の衰退を織り込んで株価を低い水準にしているということも考えられます。

 

然し冷静に考えてほしいのですが、新興国の携帯需要は非常に高く、衰退産業であるはずがなく、実際に利益の推移もストックビジネス型のビジネスにふさわしく安定的な収益を上げ続けています。

 

売上と純利益推移

 

以下見ていただければわかりやすいのですが、まさにストック型のビジネスモデルに相応しいブレがなく安定的な収益を上げ続けていることがわかります。

                                                                                                                                                                     単位は1000USD

最近は楽天の三木谷さんがこのビジネスモデルの旨味をしっている為、携帯事業への参入を表明している理由が分かりますね。NTT Docomoも純利益が1兆円に近づくなど、このビジネスモデルは本当に固いです。

 

 

ROE分析と配当

そして今回もROEの高さが目立ちます、いや際立ちます。

前回の説明を繰り返させて頂きますが、

ROEはReturn of Equityの略で如何に企業が効率的に利益をあげているかということを分析する指標になります今期の。純利益 ÷ 自己資本 で求めることが出来ます。

 

このROEの意味するところは、株主が投下した資金で、企業がどれだけの利益を一年間に挙げているかということを意味します。

 

例えば自分が100万円で購入して耕した畑から、10万円分の作物が収穫された場合のROEは10%となります。この指標はバフェットも重要視しています。

 

同社のROEは35.9%という驚異的な水準となっており、日本の同業他社でもあるNTTドコモも12%と日本企業の中では高水準ですが、更にその3倍というレベルになっています。

 

 

このROEは二つの見方でみることが出来ます。

 

一つ目は稼いだ利益を再投資する方法。

もしハイテク産業のように利益がぐんぐんと伸びていくような、産業であった場合合理的な経営者であれば稼いだ金額を再投資していくことが正しい選択となります。

 

仮にROEが30%を維持できるような成長産業であった場合、以下のように株主資本が増加し株価もこれに従って増加していくことが見込まれます。

 

現在を100とすると5年後には350を超えており、株価が3.5倍に成長することが見込まれます。

 

然し、新興国といえども既にイラン国民は一人あたり一台携帯を保有しており、安定的な収益は齎しますが今後爆発的な成長がみこまれるような産業ではありません。

 

このような産業の場合に稼いだ利益の使い道として最も有効なのが株主還元策です。

利益を成長投資に回したとしても、利益が投資に見合った成長が見込まれないのであれば、株主への還元が挙げられます。

 

同社は後者に位置しており、配当性向は脅威の20%をマークしています。

因みに日本の企業で最高の配当性向を有している企業ですら8%で、二位以降は6%という水準になっています。一般的に5%も配当性向があれば、非常に高配当銘柄であるといわれておりますので、こ20%という水準が異様なレベルであることは言を待ちません。

 

 

安定したビジネス形態なので、利益が崩れることはかんがえにくく安定的な利益を上げ続けることが期待され、配当政策が現在のように確りとしていれば僅か5年で配当だけで元本が回収されるという状況になっています。

 

更に割安で放置されている為、適正に評価されれば株価自体の上昇も十分にもこれまれ、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を見込める正にお宝銘柄といえるでしょう。

 

MTCIへの投資方法

正直こんな株が日本の株式市場で上場されており、ネット証券でクリック一つでかえるのであれば真っ先に皆さん群がり適正な価格まで株価が上昇するでしょう。

 

正直私も直接投資できるのであれば、喉から手が出るほど投資したいのですが、残念ながら上場されているのがイランの株式市場であるTehran Stock Exchangeです。

 

中国株やベトネム株等の東南アジア株であれば、ETFやADR (米国以外発行の株式を米国の預託銀行が取得し、その預かり証券を米国株式市場へ上場)という仕組みをつかって、間接的にではあるにしても投資をすることが出来ます。

 

然しながら、現在イランの株式市場は参入障壁が高く個別株はおろか指数に投資する投資信託やETFすら日本には存在しません。

 

イラン株に直接投資する為にはイランの証券会社で口座を開設しライセンスをとる必要があり、現在外国人でイラン株に投資できる主体は個人と法人合わせて1000にも満たず、非常に限られた投資家しかイラン株式市場にアクセスすることは出来ません。

 

 

然し2016年からの制裁緩和・解除の影響もあり1年間で約20%ずつ外国人投資家の参入者数は増えてきており、今後資金の流入が加速していくことが予想されます。

 

その為、このタイミングで割安で成長余地の大きいイランの株式市場に参入することは先行者優位をとることができ、現在は非常にベストなタイミングといえるでしょう。

 

そんな中、現在日本発のヘッジファントがイラン株式市場へのアクセス件を現地の証券会社から日本で第一号のライセンスを最近取得し、このヘッジファンドを通すことによりイランの株式市場へのアクセスが可能となりました。

今回紹介したようなお宝銘柄がごろごろしているイラン株式市場への投資に興味のある方は以下サイトから直接問い合わせてみることをおすすめします。

【合わせて読みたい】
新興国への投資の中でも、イラン株への投資が特に熱い理由を詳しく解説する。
今イラン株への投資が特に熱い理由を解説する(その2)
今イラン株投資が特にあつい理由をニュースを元に解説

【まとめ】イラン株に投資する際におさえておきたいリスク (政治編)
【まとめ】イラン株に投資する際におさえておきたいリスク (経済編)
魅力的なイラン株に投資するのはどうすれば良いのか、方法を説明する。

 

 

Pocket
LinkedIn にシェア

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

海外株式投資のおすすめ配当金投資法について解説~魅力的な配当利回りの国はどこなの...

米国のイラン核合意離脱は大チャンス!!イラン株投資における米国制裁の影響を徹底解...

【ASEAN】マレーシア株式投資の魅力と注意点~おすすめの新興国はどこなのか~

魅力的なイラン株に投資をするのはどうすれば良いのか、方法を説明する。

【ASEAN】フィリピン株式投資の魅力と注意点~おすすめの新興国はどこなのか~

インドの魅力と課題を解説1~おすすめの新興国はどこなのか~