イラン株投資の魅力を個別銘柄を用いて解説する①

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こんにちは!航です!あけましておめでとうございます!本年も資産を殖やしていきましょう!今回も最近注目しているイラン株式市場にフォーカスしていきます。

新興国への投資の中でも、イラン株への投資が特に熱い理由を詳しく解説するでイラン株投資への魅力をイランの経済的並びに政治的な状況、更に投資環境という観点から説明いたしました。

 

では実際にイラン株は本当に魅力的な株が転がっているのかという点を個別銘柄の例を用いて説明させていただきます。

 

イラン株式市場全体の現況

イラン株式市場全体のPER

まずイランの株式市場全体の話になりますが、割安指標を計測する指標としてPERというものがあります。

 

このPERというのはPrice Equity Ratioというもので、

時価総額(株価×発行済株式数) ÷ 税引後純利益 で算出されます。

 

この指標は分かりやすくというと、自分の持っている株の元本を何年間で稼ぎ出してくれるかということを意味しています。

 

因みに14倍から16倍がフェアウエイといわれているのですが、現在プチバブル的なアメリカの株式市場全体のPERは18倍、日経平均株価はまだ適正水準の15倍となっています。

 

PERは利益が伸びていくのであれば、分母が年々大きくなり次第に小さくなっていきます。

その為、成長産業であるハイテク産業や一般的な伸び盛りの新興国では日本や米国よりも高くなりがちな傾向があります。

 

そんな中、今後成長が見込まれるイランの株式市場であるテヘラン証券取引所に上場されている銘柄の平均PERは成長著しい新興国であるにも関わらず6倍~7倍となっております。

 

制裁の影響も今後徐々に希薄化していき、資金流入並びに世界との商取引の活発化により成長が見込まれるイランにおいて破格の数値だと思います。

 

 

チャートからみた今後の可能性

 

更に日本の日経平均株価にあたるTeheran Stock Exchangeの以下のチャートをご覧ください。2012年からのチャートなのですが、制裁の影響と原油価格の下落により一度落ち込んでおりました。

 

然し丁度2016年1月の制裁解除の時期から飛翔しだし、過去最高値を更新してきており、チャート的にも今後飛躍的な上昇が見込める形となっております。

 

PERから分かる通り株価の上昇は企業業績の飛躍を伴っており、現状でも格段に割安に放置されており、更にチャート的にも上昇に勢いがつき始めている状況となっております。

今現在2018年の今こそ経済制裁の解除・緩和の実体経済の影響が出始めることもあいまって、イラン株への投資は非常に魅力的なタイミングといえるでしょう。

個別株分析

それでは、今回紹介するイランの個別株の分析をしていきたいと思います。

因みに、イラン株の情報ですが金融端末として世界標準となっているBloombergですら情報取得が困難な状況で、非常に貴重な情報となります。

 

今回紹介させて頂き度いのは、ISFAHAN MOBARAKEH STEEL PUBLIC SHAREHOLDING(以下IMSP)です。

 

概要とPER

IMSPは中東最大の鋼板メーカーで、国内第二産業である自動車をはじめとして、イラン国内の鉄鋼需要の50%を担っている会社です。

 

発行済株式数:75 billion
時価総額:3,863milliom USD
PER:5.7倍
因みに1年前は2.7倍と意味不明な水準ですが、今も驚愕のセール状態です
ROE:16.7%
日本の平均が8%、高いと言われている米国ですら12%である為、高い水準であることがわかります。

 

PERの水準だけみても非常に割安であることが分かります。因みに、日本の鉄鋼大手である新日本住金鉄鋼のPERは20倍となっているので、同業比較でみても1/4となっています。

然し、稀に例えPERが異常に低かったとしても、今後利益が大きく落ち込むことを見込んでいるならば、PERの分母である利益が縮小していくので5.7倍も妥当な水準となります。

それでは、まず過去からの経営成績の推移をみていきましょう。

 

売上と純利益推移

以下の同社の売上と税引後純利益の推移をご覧ください。

原油価格とチャイナショックの影響を受けた2016年度の決算は落ち込みましたが、2017年は制裁も緩和され、世界経済も好調に推移するなかで同社の利益も回復基調にあります。

 

また前回、【まとめ】イラン株に投資する際に抑えておきたいリスク(経済編)で記載しましたが、今後2025年に向けてイラン政府は成長基調にある自動車産業を現在の三倍の水準を目指して拡大させていくことを国策として置いています。

 

同社は自動車産業への鋼板を提供しており、自動車産業の興隆はダイレクトに同社の経営成績にポジティブなインパクトを与えてくれます。

この為、PERが5.7という水準は今後成長が期待される企業において破格の低水準であることが分かります。

ROE分析

更に特筆すべき点として16.7%というROEの高さが挙げられます。

ROEはReturn of Equityの略で、今期の純利益 ÷ 自己資本 で求めることが出来ます。

このROEの意味するところは、株主が投下した資金で、企業がどれだけの利益を一年間に挙げているかということを意味します。

 

自己資本はPERの時価総額(現在の株価 × 発行済み株式数)と違い、投下した資本のことなのでBSの中の純資産の部のことを意味します。

 

例えば自分が100万円投下して購入して耕した畑から、10万円分の作物が収穫された場合のROEは10%となります。この指標は投資会の巨人であるバフェットも非常に重要視しており、企業が如何に効率よく稼いでいるかということを意味します。

 

同社の16.7%という数値は鉄鋼企業では驚異的な水準となっています。因みに新日鉄住金では4.7%となっています。

新日鉄住金が低いというよりはIMPSが異常に高いです。

ROEは特別利益等の一過性利益によって利益が過剰に膨らんだ場合に、大きくなる可能性がありますが、同社のROEが高い理由は恒常的なものであるというころができます。

同社のROEの高さはROS ( Return on Sales)の高さに起因しています。

ROSは 純利益 ÷ 売上高 で算出することが出来、売上のうち何%が純利益になるかということを意味します。当然1000円の売上のうち利益が10円という製品より利益が200円の製品の方が利益率が高く効率がいいといえます。

私の前職の総合商社等の中間流通業者は2%程度しかないのですが、同社はなんと33%という驚異的な数字をたたき出しています。因みに新日鉄住金は4%です。寧ろ4%が普通です。

この33%というのは一年だけの一過性ではなく、以下のグラフのように恒常的に高い水準を維持しています。

 

ROEが17%ということは株主資本が年間17%増加することを意味するので、理論的な株価は毎年17%ずつ成長していくことを意味します。然も複利で。

 

仮に現在の理論株価を100であるとすると、5年後の理論株価は220となります。

当然株価は需給や、その他今後の成長性等を諸々織り込む為、理論株価通りにはいきませんが、株式の価値自体が異常な速度で上昇していくことは想像に難くないでしょう。

高い配当

これまでの分析でIMPSは非常に魅力的な株であることは十分ご理解いただけたいかと思いますが、更に脅威の配当性向を図っており、配当利回りは10%を超えています。

現在株を保有すれば、配当金だけで10年かからず元金が回収できるという、尋常ではない配当金の高さとなっています。

 

日本では最も高い部類といわれる企業ですが配当利回りは5%に届かない水準です。IMPSは稼いだ金額を確りと株主に還元している会社であるといえるでしょう。

IMPSへの投資方法

正直こんな株が日本の株式市場で上場されていたら即買います。喉から手が出るほど投資したいのですが、残念ながら上場されているのがイランの株式市場であるTehran Stock Exchangeです。

調べていただければ分かるのですが、現在の日本ではイランの個別株はおろか指数に投資する投資信託やETFすら存在しません。

そもそも、外国人でイラン株に投資できる主体は個人と法人合わせて1000にも満たず、非常に限られた投資家しかイラン株式市場にアクセスすることは出来ません。

調べても殆どイランの株式市場に関する情報は発掘できず、殆どノーマークであるのが現在の状況となっています。

然し2016年からの制裁緩和・解除の影響もあり1年間で20%ずつ外国人投資家の参入者数は増えてきており、今後資金の流入が加速していくことが予想されます。

その為、このタイミングでイランの株式市場に参入することは先行者優位をとることができ、現在は非常にベストなタイミングといえるでしょう。

残念ながら現状日本から証券会社を通じて直接または間接的にイランに投資することは出来ませんが、ごく一部の先見の明のあるファンドは投資を開始しており、管理人も資金の一部を投下しています。

興味のある方は問い合わせをしてFace to Faceで詳しい話を聞いてみるのがよいでしょう。
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