1000万円を年利50%超えで運用しようと思っている人の読んで聞いて欲しい話

Pocket
LinkedIn にシェア

給与所得をこつこつ貯めて漸く1000万円を貯めることができた!はたまた仮想通貨が大当たりして1000万円に達した!急に相続で1000万円が入ってきた!と計画的にまたは突如として1000万円が貴方の手元に入ったとします。

折角大金の目安としてよく引き合いにだされる1000万円を、倍々ゲームで増やして億万長者に駆け上がろうと考えているそこの貴方に、冷静に考えてほしいというのが今回のテーマです。

1000万円という資金

1000万円という金額の意味をもう一度考えていきたいと思います。普通のサラリーマンだったら20代は年間100万円から多くて200万円を蓄えるのがやっとだと思います。

つまり通常の人が、5年から10年、会社で歯を食いしばり、私生活も切り詰めた結果える金額。

カイジの利根川風にいうと軽くはない金額。それが1000万円。

血と涙の結晶ともいえる金額だと思います。私もサラリーマン生活をしていたので、分かります。

では日本全体の資産としてみてはいかがでしょうか。以下のピラミッドを参照下さい。

実は、1000万円では日本の資産階層のマス層~3000万円に分類し、残念ながら最下層の位置づけになってしまいます。

いや驚きますね、結構日本人てお金持ちなんだなーって。因みに有名な話ですが日本は人口あたりミリオネアが世界で一番多い国としても有名で、まあまあな金持ちが世界で一番多い国なんですね。

一発大儲けを狙うということ

この1000万円を急激に増やして、人生あがりたい。そう思って、儲かりそうなものに飛びついてしまいそうになる人もいらっしゃるでしょう。

直近でいうと仮想通貨が1700%の利回りを達成したり、個別株でいうとモンスターストライクを発表してからのMIXIの株価が40倍になったりと著しい利回りをあげる事例もありました。

然し、こういう派手な急騰は長くは続きませんし、皆がきずいたときには既に出遅れてしまっています。よく相場の名言に「タクシーの運転手が株を買おうかなといったらそこが天井」とあるように、派手な利回りを求めて皆が注目してる時に乗ると大けがをします。

今回もコインチェックで出川が宣伝をしだしてから、買った人は大出血をしたことと同じです。

私もTwitterで書いておりますが、12月に和歌山の実家の小学校時代の同期の大工が、ビットコイン買おうと思ってるんだよねーといった時に100万円程遊び程度で持っていた仮想通貨を利益確定しました。

鼻息荒く、儲かりそうなものに飛びつくと痛い目にあるので、派手な利回りを狙うのは安全性並びに継続性の観点からおすすめすることはできません

また上への爆発力がある投資対象は、逆噴射も激しいということが一般的です。

ビットコインも200万円から現在の80万円まで、僅か1カ月で下落してしまいました。

さらにどのような投資対象でもそうなのですが、上がるときに比べて落ちるときのスピードは非常に速いものになります。丁度昨日一昨日で日経平均も2000円近くたった二日で下落しましたが、2000円あげるのに何カ月もかかっています。

折角の1000万円をジェットコースター投資に投下してしまい、大きく資産を失ってしまえば、億万長者の第一歩であるアッパーマス層つまり資産3000万円いりも遠のいてしまいます。

適切な運用利回りとは

年利50%での運用を狙っている方に読んでいただきたいと題しておりますが、結論から申し上げますとこれは無謀です。

確かに、単年度年間50%以上の利益をだすことはたまにあるでしょう。然し、10年間連続で50%の運用益を出しているような人は知る限りだれもおりません。

まず理解頂きたいのが、投資界の帝王ウォーレン・バフェット氏の長年の運用平均利回りですら20%という点です。

サッカー界でいうとメッシ、実業界でいうとジョブズのような世界ランク第一位の人の投資利回りの2.5倍の成績を10年間も上げ続けられるのであれば、もはや自身でファンドを立ち上げて世界中の資金を運用すべきです。

因みに年利50%を10年間続けると57倍、20年間続けると3300倍になります。1000万円が20年後には300億になります。

しかし、そもそも実現不可能な危険を大きく伴う投資を行いそんな莫大な金額を手にしようとするより、着実に1億円を蓄えたいと思っている人が多いはずです。

ではこの前提を元に適切な運用利回りはいくらになるかを考察していきましょう。1000万円を運用することにより、1億円に到達する時間を各利回りで算出します。

3%:78年
5%:47年
10%:25年
15%:17年
20%:13年

如何でしょうか、追加投資をしないという前提にたったとして、実現可能な10%で堅実に着実に運用を行えば、25年間で1億円に到達します。

30歳時点で1000万円持ってる人であれば、25年後つまり定年前の55歳で1億円を手にすることができるのです!

更に毎年100万円を投資に回していくとどうなるでしょう。この場合に1000万円に到達する時間は以下のように変わります。

3%:78年⇒39年
5%:47年⇒29年
7%:23年
10%:25年⇒18年
15%:17年⇒14年
20%:13年⇒11年

如何でしょう。年利10%で運用することが出来れば、たった18年で億万長者の仲間入りです。更に5%で運用したとしても、30歳で始めれば59歳で億万長者いりです。

つまり無理して一発でかいのをあてようとするより、着実に5%~10%の運用を行うことが億万長者への近なのです。

おすすめの資産運用法

5%~10%の運用を安定的に行うのに適した運用先はどこでしょう。

債権

国内債権は利回りが1%未満なので、問題外として外国債券に目を向けます。

確かにトルコやブラジルなど、10%を上回る利回りの債権はありますが、問題があります。

それはその国の通貨建てということです。

参考までにトルコリラ/円のチャートになるますが、ご覧のように新興国通貨の値動きは非常に激しく、一年間で20%の下落というのはざらです。

安定的な利回りを追求していくのは難しいでしょう。

新興国通貨に投資を行う場合は、個人的には経済成長は堅調なのに、政治の一時的なごたごたで売り込まれているブラジル国債の購入なんかブラジルレアルの値上がりも見込めていいかなと思っています。

然し、再び急な政変で暴落してしまうのでポートフォリオに占める割合としては20%以下が適正なレベルだと思います。

また新興国通貨は例えば、リーマンショックのような危機が発生すると、先進諸国が自国に資金を引き揚げるため、円やドルが買われて新興国通貨が売られます。

つまり危機が発生すると、新興国に投資していた債権や株を売り、売却によりできた新興国通貨を自国に引き戻す為、円買いドル買いが発生するという仕組みです。

不動産

不動産については有効な資産運用の手法であることは間違いありませんが、それはもっと資金規模が大きくなってから、マンションの一棟買を行うべきです。

1000万円という規模でしたら、借入をおこなって漸く都内1ルームマンションを購入することが出来ますが、このようなワンルームの場合の利回りは大体5%程度です。

更に、ここから空室リスク管理費等、更には物件自体の値下りリスクを考えると、あまりこの段階で手をだす投資ではないでしょう。

私の東大の同期で某大手不動産にいったやつも、今は高値とみて新規の購入は控えているといっており、業界大手がいっているので間違いなく現在は高値近辺なのでしょう。

時期的にも金額的にももう少しまった方がよさそうです。

FX

FXはゼロサムゲームです。そして個人で参入するのが、一番情報量的にも資金量的にも降りな戦いを強いられます。

銀行には大手のヘッジファンドの動向や、巨大実需の動きが直にはいってくるので、マーケットの傾きが分かるのですが、個人にはそのような情報は入ってきません。

また、ヘッジファンドのように資金力もないので、強引に相場を動かすことも出来ません。

いくらが適正かを計算するのも難しく、頼りになるのはチャートの形だけです。相当か弱い武器での戦いを強いられることになり、個人が勝ち続けるためには最低限、一日中モニターに張り付いていなければいけないでしょう。

株式投資

古今東西やはり投資の王道・正道といえば、株式投資です。

株式投資は企業が成長するという資本主義が崩壊しないかぎり市場自体のパイが膨らみ続けます。

つまり全員が勝ち得る市場なのです。

更にある程度、理論的な株価算定方法も存在しており、確りとロジックに則って投資を行っていくことが出来ます。

安定した利回りを追求する為には、やはりこの成熟した株式市場をメインフィールドとして戦っていくのが最適といえるでしょう。

自分で運用を行い、安定して10%以上の利回りを出す自身のあることは、自身での運用をおすすめしますが、そうでない方は私募ファンドであるヘッジファンドへの投資をおすすめします。

ヘッジファンドは欧米の富裕層が主に自分の資産を守り育てる為に活用しており、ハーバード等の年金基金にも活用されている投資ファンドになります。

日本では外資系金融やアセットマネジメント会社で働いている最も金融の最前線で働いている、私の大学の同期なんかも投資を行っています。

相場環境を言い訳にせず、いついかなる環境でも絶対的な収益を求めるという点が魅力的で、日本にもリーマンショックや直近のチャイナショック、ブレクジットもプラスで乗り切ったファンドも存在しています。

平均して10%程度の利回りを追求するのであれば、最適な運用手段であるといえます。

 

【合わせて読みたい】
ヘッジファンド投資の優位性とおすすめファンドランキング

Pocket
LinkedIn にシェア

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

個人で行える投資を手法別に徹底比較

NO IMAGE

個人が投資できるおすすめ債券投資(国債・社債)について 〜利回り、リスクを元に徹...

【まとめ】新興国に投資する際に抑えておきたいリスク

資産運用10種類を比較~リスク・リターン別に徹底解剖~

資産運用の考え方について

40歳からの資産運用