BMキャピタル(BM CAPITAL)の運用手法を徹底的に解説する

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こんにちは!ワタルです!

今回は前回のBMキャピタルのファンドスキームに関する記事に続き、BMキャピタルの運用手法について特集していきたいと思います。

彼らがどのように運用しているのかを詳細に説明すると共に、何故私が投資ポートフォリオの第1位に据えているのかという点について、詳しく解説していきたいと思います。

BMキャピタルの運用における基本的な発想

優れた運用成績を残しているBMキャピタルですが、かれらの基本的な発想は、「相場に左右されない、ブレない価値を持った企業に集中的に投資する」というものです。

株式市場というのは、多くの人々の根拠の無い予想や噂によって簡単に良くも悪くも振れるもので、こういった市場真理を「センチメント」と呼んだりもしますが、とにかく非常に不安定なものです。

しかし、こういった日々の株価の変動の中でも、企業の価値として絶対にブレないものが存在します。それは、企業の持っている、「お金」であったり「土地」であったりと言った、資産です。

 

株価に比してこの「お金」「土地」と言った資産の合計額が高い企業、つまり、割安な企業に投資するというのがBMキャピタルの基本的な投資戦略です。

詳しくは後述しますが、これはバリュー投資と呼ばれる手法で、非常に優れた投資方法の一つなのです。

BMキャピタルはこのバリュー投資という堅実な企業選びを軸に添えて、その上で自ら企業へと能動的に働きかける手法(アクティビスト投資)を取り入れることで、平均10%以上の高い利回りを実現しているのです。

それではここから、バリュー株投資という投資手法について、より詳しくみていきましょう。

BMキャピタルの運用手法:バリュー株投資

バリュー株投資にも様々な種類がありますが、BMキャピタルは、ウォーレン・バフェットの師のベンジャミン・グレアム氏が提唱した本格的なバリュー株投資を実践しています。

バリュー株投資とは

右がウォーレン・バフェット氏で左が師であるベンジャミン・グレアム氏です。

ベンジャミン・グレアム氏は現在では投資の父といわれている賢人で、彼の名著「証券分析」「賢明なる投資家」は現在でも普及の名作として投資を本格的に行う人達には読まれ続けています。

当ブログでも賢明なる投資家の内容については特集していますので気になる方はご覧ください。
【参照】
ベンジャミン・グレアムの考え方特集1~バリュー株投資のすすめ~
ベンジャミン・グレアムの考え方特集2~インフレと企業収益の関係性~
ベンジャミン・グレアムの考え方特集3~防衛的投資家の投資指針~
ベンジャミン・グレアムの考え方特集4~バリュー株投資の有効性検証~

 

彼の提唱したバリュー株投資というのは、現在巷でバリュー投資とされている、低PER・低PBR銘柄に投資する手法とは一線を画します。

彼の手法は企業の財務諸表まで精査した上で、明らかに割安に放置されている銘柄を購入するという手法なのです。

そして、長年の観察から長期的には株価は適正な値に収斂する傾向があることを知っていた為、明らかな割安の銘柄にとうしをすることによって、時間がたてば株価が上昇して大きな利益を得ることは出来ると考えたのです。

 

彼の投資手法についてはコラムで詳しく説明しますが、基本的な考え方として、企業の将来の利益を予測することは出来ないので、将来の利益の成長を織り込んで株価を算定するべきではない、と考えたのです。

しかし現在の財務諸表は今の企業の状態を表しているので、現在を見て割安か割高かを判断することは可能なのです。

このバリュー株投資の特色は著しく低い下落リスク(コラムで説明)と長年に亘る市場平均に対するアウトパフォームです。グレアム氏の検証でもそれは実証されたと彼は語っているのですが、1980年代からの成績も以下のようになっております。(赤:バリュー株灰色:グロース株の市場平均に対する乖離)

資産運用を行う上では資産価格の下落こそ出来うる限り避けなければいけないもので、複利効果を追い風に派手な利回りでなくても着実に投資利回りを上げていくことが大きな資産を築く上で最も重要なことであると考えている為、バリュー株投資を実践しているファンドへの投資を第一に考えています。

コラム①:グレアムのバリュー株投資

それでは気になる方に向けて、グレアムの本格的なバリュー株投資の実態について分かり易く説明していきたいと思います。

グレアムが投資を推奨した銘柄というのは以下のような条件を満たす企業の株です。

つまり資産の中の流動資産から総負債を引いた正味流動資産の3分の2以下の時価総額の銘柄を投資対象にするという手法です。

流動資産というのは1年以内に換金される資産のことで現金、営業債権、有価証券と商品、原材料、仕掛品などが含まれます。

固定資産はこれ以外の資産で、建物や土地、無形固定資産等が含まれます。

通常は流動資産から総負債を引いたらマイナスになるのですが、上記のように価値が残り更に、その3分の2が時価総額よりも大きい株に投資しましょうというのがグレアム流の元祖バリュー株投資です。

コラム②:BMキャピタルのバリュー株投資

BMキャピタルからは毎四半期に運用レポートが投資家の元に届きますので、そのレポートを元に管理人が読み解いたBMキャピタル流のバリュー株投資について紹介させて頂きます。

BMキャピタルのバリュー株投資はグレアムのバリュー株投資を更に保守的に見積もって考えています。

先程の流動性資産について、商品や原材料が本当に財務諸表にのっているだけの、価値があるかは不明です。

最悪商品が売れない場合は0ということも考えられるので、その最悪のケースを考えます。BMキャピタルの投資手法は以下のような銘柄を選定しています。

現金性資産とは先程の流動性資産から棚卸資産を除いた現金、営業債権、有価証券を指します。つまり現金または換金性の高い資産のことです。

ここから総負債を除いた保守的な純資産のみで時価総額を上回っている銘柄に投資をするのです。

これ、実はすごい保守的な基準で、今後の事業価値を0、現金性資産以外の事業性資産の価値を0と考えた上で、それでも株式価値よりも高い銘柄ということを意味しています。

また、別の言い方をすると今持っている現金で全ての負債を支払ったとしても、まだ株式価値よりも高いということを意味しているのです。

例えるなら2万円が入っている財布を1万円で購入するということですね。このような銘柄はそもそも下落する可能性が低いのは明らかですし、仮に下落してもそれは不当な下落であり大幅な赤字を垂れ流していない限りは保有することになんの恐怖もない銘柄ということになるのです。

実際、BMキャピタルは創設以来マイナスの運用成績がないことからも、この手法の優位性が証明されているといえるでしょう。

なぜ自分で本格的バリュー株投資を実践しないのか?

何故投資手法が分かっているのに、自分で実践しないのですか??

という疑問を読者の方から以前うけたことがあるので、その理由について説明します。

理由①:探すのが難しい

まずコラムをご覧いただけた方ならわかるのですが、本格的なバリュー株投資は低PER・PBRといったような単純な手法ではなく、一つ一つの銘柄を財務諸表まで読み込んで分析する必要があるので、時間と手間がかかります。

しかも、このような銘柄は東証一部に上場しているような銘柄には殆ど存在しません。スポットライトが市場から当たっていない企業でしか、上記で説明したような条件の銘柄は存在しないのです。

私が以前所属していたような総合商社だと、抑々そんなに現金を持っていたら株主から仕事しろよと叱責を受けてしまいそうですね。

東証二部や地方証券取引所の銘柄では誰からも注目されいていことによって、異常に低い価格で取引されている銘柄が存在しているのです。

これらの市場に上場されている名前も知らないような企業を一々分析するのは非常に骨の折れる作業なわけです。

BMキャピタルでは専用の分析アルゴリズムを保有している為、条件を満たす銘柄を選出した上で、ファンドマネージャーの目利きにより、よりよい銘柄を選定して投資を行っているので、この手間を省け精度を高めることができるのです。

理由②:ファンドで行うことの優位性

また、こちらの方がより本質的な理由なのですが、ファンドで行うことによりバリュー株投資の唯一の欠点である「上昇しない可能性」を克服することができる為、ファンドに主に預けるという選択肢を取っています。

提唱者のグレアム自体も指摘しているのですが、長期的にはあるべき水準に株価は上昇していく傾向にあるが時には長年時間がかかり効率が悪い時もあると欠点について言及しています。

実際以下のニッピ(7932)という銘柄は、バリュー株投資の条件を満たしていますが、五年間殆ど動意なく推移しています。

この欠点を克服する為、グレアム自身もグレアム・ニューマンファンドというファンドを設立し、基準を満たす銘柄に投資を行い大株主として経営に株価上昇策を提言して能動的に株価を引き上げていきました。(こういった動きを、アクティビスト投資、と呼びます)

地方証券取引所に上場している会社の経営陣は自身の株価が低く評価されていることに気づかないこともあり、適切な助言を行うことで自社株買や増配といった株式価値向上策を実行してくれるのです。株式価値が向上すれば創業者一族の保有株の価値が上がり資産も上昇するのでWin-Winの関係が築けるのです。

また、このような企業は一度スポットライトがあたると本来の価値まで急騰する傾向にあるので、大きな利益を手にすることができるのです。

個人で投資を行えば財力の限界もあり、大株主とはなれず経営に提言するレベルまではいけませんので、ファンドという形で資金力を持ってバリュー株投資を実践するほうが効率的なのです。

何故他のファンドではなくBMキャピタルなのか?

ここまでバリュー株投資・アクティビスト投資と言ったかれらの戦略について説明しましたが、最後に、なぜ他の投資信託ではなくBMキャピタルを選んでいるのかということについて述べていきたいと思います。

BMキャピタルに運用を委託している理由の一つは、単純に、私自身が色々と調べた結果、投資信託で上述したような本格的なバリュー株投資を行っているファンドが存在しなかったからです。

(こちらについては、以前、真のバリュー(割安)株投資を実践する投資信託は存在しないという記事で特集している通り)

全てのファンドが、低PBRや低PERを指標としたなんちゃってバリュー株投資を実践していたのです。その為、そもそも投資信託を買う、という選択肢はありません。

 

加えて、メンバーの優秀さという点もあります。BMキャピタルは東大時代の先輩である優秀な人がファンドマネージャーとして運用しており、またその他のメンバーも国立大卒や大手金融機関の出身者とレベルの高い人が多く、彼らであれば今後も長期に渡り高い利回りを維持することが期待できるだろうと考えています。

(ファンドマネージャーが、ファンド設立前のリーマンショック時にも自己の投資成績をプラスで乗り切っていたことを個人的に知っていたのも、投資を判断した時の重要な要素になっています。)

結局、投資の手法と言っても、それを学べば誰でも同じように投資ができるわけでなく、基礎となる考え方を軸としつつどれだけプラスαの要素を出すかというのが重要になってくるので、「運用者が優秀である」というポイントは絶対に外せないと考えています。

 

以上、私のポートフォリオのメインとなっているBMキャピタルの、運用手法における解説でした。興味のある方は下記公式ページから個別に問い合わせてみることをお勧めします。それでは!

【合わせて読みたい】
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