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資産運用の必要性とおすすめ投資先~初心者にもおすすめできる安全な運用手法~

このページでは資産運用を行う必要性をまずご理解いただいた上で、どの投資先が最も資産運用に向いているのかをリスクとリターン別に解説していきたいと思います。

>資産運用の必要性
>資産運用を行う前に考えておきたいこと
>資産運用に株式投資がおすすめな理由
>バリュー株投資のすすめ
>おすすめのバリュー株投資手法
>新興国株式投資

資産運用の必要性

まず資産運用が確実に必要といえるいくつかの根拠をお伝えしたいと思います。

資本主義の歴史

まず以下のグラフをご覧ください。これは米国の過去200年以上にわたる各資産(株・債券・国債・金・ドル)の価値の変化です。

この資本主義の歴史ともいえる、グラフの中で1802年の1ドルを株式市場に投下していれば930,550USDに、債券市場に投資していれば1,500USDに、国債に投資していれば280USDに、金に投資していれば3.2USDと増加しています。

一方、現金の価値だけは暴落していて、0.05USDと実に20分の1の価格になってしまっているのです。

この200年間で株式と現金の価値は1800万倍の価値の差が生まれてしまっているのです。

つまり現金だけを持っていれば、持っているだけ貧しくなっていくというのが、この資本主義社会の現実なのです。

【参照】
資産運用の必要性を徹底解説~安全性の高いおすすめの運用手法を紹介~
資産運用の考え方について
今なぜ資産運用が必要なのかを徹底解説!
50歳で始める投資。老後に向けて確実に資産を形成する方法
貯金の運用先について~貯蓄から投資のすすめ~

インフレによる現金価値の希釈化

インフレは言葉を変えただけで、上で説明した現金価値の低下を説明したものです。

インフレが発生する理由は、経済成長により人々の給料が上昇し需要が増加することが基本的な要因です。

その他にも中央銀行が紙幣を発行し続けている為、現金価値がどんどん希釈化していることも大きな原因ですね。

新興国でありがちなインフレはこれらに加えて経済危機が発生して通貨暴落が起こってインフレが発生することもあります

しかし、現状日本は30年近くインフレしておらず寧ろデフレ気味だったの、国民の感覚が麻痺していると思うのですが、このようにインフレが発生していない国は世界中で日本だけなのです。

しかし、日本のインフレの圧力は確実に高まっています。

日本のインフレは政府や日銀が目指している徐々のインフレの発生(ソフトランディング)か、最終的な急激なインフレ(ハードランディング)のどちらかしかありません。

借金価値を減額させる為には、インフレによる現金価値の希釈化で対応するしかないからです。

現在1000兆円の国の借金が、インフレが累計200%発生したら実質500兆円になりますからね。これが急激か緩やかにか、いずれにせよインフレは確実に発生しますので日本円という現金だけ保有しているのは本当にリスクなのです。

そして以下参照欄でも紹介しているベフェットの師で、当サイトでも取り上げているバリュー株投資の発案者であるベンジャミン・グレアム氏によると、インフレ対策については金投資ではなく株式投資こそが有効な対策であると指摘しています。

【参照】
日本で深刻なインフレが発生する可能性を検証
日本で想定されるインフレと、対策について徹底検証
ベンジャミン・グレアムのインフレに関する考察
インフレヘッジに金投資は有効なのか?

収入の多角化

私もサラリーマンを行っていた経験があるとわかるのですが、サラリーマンであればいくら成果をだしても収入に天井があります。

また普段は本当につかれてしまい、新たな収入を得る為の余裕なんてありません。

しかし、資産運用であればお金に働いてもらうので、自分で株式投資を個人投資家として行わない限りは、お金とプロに任せて後は自動で自分の資産を殖やしていくことができるのです。

天井のある人生からの脱出が出来るという、精神面からも意欲的にさせてくれるのが資産運用なのです。

実際に明治大正期のサラリーマン投資家である本多静六氏はサラリーマンながら貯蓄と投資で100億円近い資産を築きあげることに成功しています。

【参照】
サラリーマンにおすすめの投資先とは~副業より簡単に収入を増やす方法~
会社を辞めて経済的・時間的自由を手にする為の資産運用
本多静六「私の財産告白」を読んで1~本多式貯蓄法について解説~
本多静六「私の財産告白」を読んで2~本多式投資法~

資産運用を行う前に考えておきたいこと

資産運用の必要性について説明してきましたが、では資産運用を行うにあたってまず事前に考えなければいけないことについて纏めていきたいと思います。

目標となる金額を把握する

中国の孫氏の兵法書にも『己を知り、敵をしらば百戦して危うからず』という名言が記載されています。

つまし己(現在の資産・今後の収入の見込み)を知り、敵(今後発生する費用)を把握することが重要ということです。

これは個々人によって違うと思うのですが、以下に参考となる記事を置いておりますので、参考にして自分の現状について把握頂ければと思います。

【参照】
30代から発生する費用っていくら?

生涯に見込まれる収入についての考察

私としては将来年金が減額、最悪もらえないというケースを考え100歳まで生きると保守的に算出して60歳時点で現在の価値で1.5億円程の資産が必要であると考えています。

なぜ現在の価値と申したかというと、インフレが発生し現在の1.5億円と私が60歳になる約30年後の1.5億円の価値は確実に違うと考えているからです。

【参照】
マクロ経済スライドをわかりやすく解説~貴方の年金が相対的に減額される未来~
評判のiDECOのメリット・デメリットを解説~老後に備えたおすすめの資産運用法とは?
老後の生活費っていくら??老後の不安を解消する資産運用の必要性を解説

複利効果の偉大性

今いくら資産を保有していて、毎年何万円追加投資が可能で、何歳の時点でいくら必要かが分かれば、必要な運用利回を算出することが出来ます。

そして複利はアインシュタインをして『人類最大の発明』と言わせている通り、長期間運用すればするほど指数関数的に爆発的に資産を殖やしていくことができるのです。

つまり資産運用を始めるのが早ければ早い程、安全運用(=低い利回り)で目標の資産を達成することが出来るのです。悩んでいる時間などないのです、早く始めれば始める程得をするのが資産運用なのです。

【参照】
30歳からの資産運用
40歳からの資産運用

それでは複利の偉大さを説明する為の例を説明します。

例えば現在30歳で資産1000万円の方が毎年100万円追加投資した場合3%、5%、10%で運用した場合の60歳時点の資産をご覧ください。

【関連】1000万円資産運用法

5%という比較的安定運用で回しても60歳時点で1億円を達成、10%であれば3.4億円近くの一大資産を築くことが出来ています。

10%でも50歳時点では1.2億円近くなので、早く運用をすればするほど良い方が分かりますね。

因みにウォーレンバフェットとほぼ同水準の20%で回した場合35億というわけの分からない数値になりましたので、グラフからは割愛しました。

彼は現在89歳ですが、その資産の99%を定年後に築いているということからも複利の偉大さがわかると思います。

ただ上記で見て頂いた通り、5%から10%の利回りで回すことが出来れば、一大資産を築くことができるのです。

管理人は資産下落可能性を極力抑えて、5%~10%の利回りを目指すことが肝要であると考えています。

【参照】
複利効果の偉大さと必要な年間利回りの算定

資産運用を行う際に重視するべきこと

目標となる資産運用の利回りが算定されたところで、大きな資産を築きたいから50%を目指そうと考える方もいらっしゃると思います。

しかし、資産運用で目指すべきは大きな利回りで大きく減らすことではなく、出来うる限り資産を減らさずに着実にかつ堅実に資産を殖やしていくことです。

大きな利回りを狙う投資には、当然大きなリスクがつきものです。仮に上手くいかなかった場合に取返しのつかない資産の喪失という結果を招きます。

例えば、Aさんが1000万円の資産を50%の利回りを狙った投資を行った結果、反対に50%の損失を蒙ったとします。

するとAさんの資産は500万円まで減ってしまいます。この場合、元手の1000万円に戻す為には2倍つまり100%の運用利回りが必要になるのです。

焦って100%が目指せるような投資を行って、また大損したら目も当てられない事態になってしまいますね。

確りと元本が安全であるという理論に裏打ちされた手法で5%~10%の利回りを積み重ねていくことが大きな資産を築く近道なのです。

正に急がば回れという言葉の通りに大切な資産を守り育てていかなければいけません。

【参照】
資産運用の考え方について

おすすめ出来ない資産運用法

私がおすすめできないのはまず、定期預金や国債等の運用利回りが著しく低い元本保証型の資産運用とゼロサムゲームでプロに優位性が強いFXを始めとした為替取引です。

定期預金の最大利率0.3%で資産を2倍にするのは約1000年という途方もない時間が必要で、とてもインフレから資産を守ることが出来ません。定期預金は守りのようで、実は非常にもろい資産運用法なのです。(参照:元本保証の罠)

また私は総合商社時代為替トレーダーを行いましたが、為替トレードは誰かが特をすれば誰かが損をするゼロサムゲームで、総じて銀行やヘッジファンドといったプロに優位性が高く、日本の個人はこてんぱんにやられています。

外貨預金とFXがおすすめできない理由で詳しくまとめておりますが、上がるか下がるかなので勝率は50%近辺に収斂するはずなのですが、FXで資産を殖やした人は2016年度37%、2017年度41%という燦燦たる結果となっています。

【関連記事】
円高?円安?為替レートの決定要因ってなに?~元為替トレーダーによる外貨取引講座~
日米欧の中央銀行の金融政策をわかりやすく解説する

これから説明する通り、私は株式投資を推奨していますが、3%程度の運用を行うのであれば、現在米国社債と米国債を組み合わせて3%程度の利回りを得ることはできるので、債券投資に関して纏めた記事を参考にしてみて下さい!

資産運用に株式投資がおすすめな理由

私は資産運用を株式投資を主軸に行っておりますが、これには理由があります。

何よりも最初にみたグラフのように資本主義が始まって200年以上が経過し株式投資が歴史的にみて最も利回りが高い投資先であるというのが最大の理由です。

第2位の債権と比べて僅差であれば、迷うのですが債券投資と比べて200年間で600倍ものパフォーマンスを出しているので、株式投資を選択する他ないというのが私の考えです。

このグラフは対数グラフと言われるもので、縦軸をご覧いただければ分かるのですが、一目盛りが10倍ずつ増えていっております。

このグラフが右肩上がりで直線的に増加しているということは、その資産がほぼ一定の利率で増加し続けていることを示しているのです。

債権や国債が横ばいになることがある一方、株式は概ね堅調に右肩上がりの増加となっていますよね。これも私が株式投資を選好している大きな理由でもあります。

それではこれから、株式投資の中で私が自身の投資で取り入れている手法であるバリュー株投資新興国投資について、理論的に何故魅力的なのかを説明していきたいと思います。

【参照】
個人の資産運用に株式投資がおすすめな理由を解説
株式投資の必勝法はあるのか?

バリュー株投資の魅力

バリュー株投資はグロース株投資と並んで、株式投資の運用手法の二大巨頭の一つです。巷でバリュー株投資というと、低PERや低PBR銘柄に投資をする方法を指します。(参照:PERとPBRって何??)

しかし、私が紹介するバリュー株投資は提唱者であるバフェットの師、ベンジャミングレアムが提唱した本格的なバリュー株投資です。(左がグレアム氏で右がバフェット氏です)

本格的バリュー株投資の概要

本格的なバリュー株投資の詳しい投資手法は長くなるので今回は割愛しあすが、気になる方はベンジャミン・グレアムのバリュー株投資で説明しておりますので興味のある方はご覧ください。

簡単に分かり易いようにエッセンスだけを伝えると、企業が持っている純粋な現金資産だけで株価の価値を上回っている銘柄に投資をするという手法です。

例を用いて説明します。

分かり易い例え

あるS社(10万株発行)の資産が以下とします。

S社資産
現金:1億円
商品在庫:5000万円
土地・建物・設備:1億円

S社負債
借入金:3000万円
その他負債:2000万円

 

すると、純粋な現金資産は現金1億円ー負債総額(3000万円+2000万円)=5000万円になります。

この純粋な現金資産を1株あたりの価値に直すと、5000万円÷10万株=500円になります。

では、このS社が株式市場で300円で売られていたらどうでしょうか??

圧倒的に割安ですよね。だって現金以外の資産(計1.5億円)を除いてますし、今後S社があげる利益は全く加味されていない状態で株価を超えているわけですから。

更に分かり易く百貨店にいるという前提で考えて見ましょう。

百貨店で考える

銀座の三越で財布を探していたら、誰も目につかないような端の売り場に、次のようなまるでお宝のような財布を見つけました。

2万円の価値がある財布に1万円が入っていて、更にビンテージもので今後価格が上がっていく財布が、大特価の7000円で売られていたのです。

少しは理解しやすくなったのではないでしょうか。そもそも1万円の現金が入っている財布が7000円で売られているので買わない方がおかしいですし、買ったら値上がりするのが当然の理ですよね。

また上記の例の誰も目につかない場所というのが、キーワードなのですが、基本的にこのような割安銘柄は東証一部のような大型銘柄には存在せず、東証二部や地方証券取引所に存在しているのです。

誰にも目がつく売り場(東証一部)に、こんな財布が置かれていたら、誰でもすぐ手にとり価格が適正な水準まで引き上げられますからね。

そして上場銘柄数が非常に多いので、このような銘柄が先進国市場のなかで最も多いのが日本の株式市場の特徴なのです。

バリュー株投資の魅力①:元本安全性の高い

何故バリュー株投資が魅力的なのかという点については、まずその値下りリスクの低さがあります。

先程の例の通り1万円の現金が入った財布が、財布込みで7000円で売られていたら、更に値下りすることは考えにくいですよね。

仮に値下りしたとしても、それは不当な値下りなので理論的に考えて、焦る必要もなく株価が再評価されるのを待てばよいのです。

但し、浪費をして現金が少なくなり株式価値以上になっていたら損切するべきです。

バフェットやピーターリンチ等の著名投資家によると、損切するのは自分の想定していたストーリーが狂った時であると明言しています。

本格的なバリュー株投資においては、当初の純現金資産の価値が株価を下回っている限りは安心して保有することが出来ます。

実際私が投資している本格的バリュー株ファンドBMキャピタルで過去5年間半年ベースでマイナスの運用成績をだしたことがありません。

バリュー株投資の魅力②:歴史的に良好なパフォーマンス

更に値下りリスクが低いだけではなく、バリュー株投資は歴史的にもグロース株投資や市場平均をアウトパフォームし続けているという結果が出ています。

以下のグラフは赤:バリュー株投資が市場平均や灰色:グロース株投資に対して長期間上回り続けていることを歴史的に実証したデータです。

提唱者のグレアム自身も、1940年から1980年にバリュー株投資が市場平均に対して優位な結果が得られたと検証しており、あしかけ80年程良い成果を出し続けていることが分かります。

バリュー株投資の魅力③:不確実性の少なさ

私が本格的なバリュー株投資の理論面で気に入っている点は、その不確実性の低さです。

バリュー株投資と遂のなすグロース株投資は将来の成長を加味した上で、あるべき株価を算定して市場価格より安ければ投資をするという手法です。

しかし、ベンジャミン・グレアムも指摘しているのですが、将来の利益を見通すことは不確実な未来を予測することで危険であると警鐘を鳴らしています。

一方、バリュー株投資は今を見て判断できる投資手法です。

不確定要素である、将来の利益や現金性資産以外の資産を全て0として保守的に勘案した上で、割安な銘柄を決定します。

そこには恣意性が介在する余地はなく、長期的に理論株価に収斂するという株価の傾向(バフェット・グレアム談)にある為、不安要素が殆どない投資手法であると言えるのです。

おすすめのバリュー株投資手法

いままでバリュー株投資の魅力について説明してきましたが、自分で投資をするべきなのか、プロに運用を任せるべきなのか。

プロに任せるにしても、どこに預ければいいのかという点について説明していきたいと思います。

個人で行うか?プロに任せるか?

個人で行う場合のメリットは手数料が発生しないことです。

自分で取引を行えば、証券会社に支払う手数料だけで済みますね。本格的なバリュー株投資を行う自信があるのであれば、個人で行った方がよいでしょう。

以下に個人で行う方向けに、株式投資をする上で参考になる記事を以下に並べたので参考にしてみて下さい。

【参照】
ポートフォリオを構成する時に注意するポイントを解説!
指標(ROE、ROA)をわかりやすく解説する
指標(PBR、PER)をわかりやすく解説する

私も自分の資産の35%程度(1750万円程度)は自己運用を行っていますが、40%程(2000万円)は本格的なバリュー株投資を行っているヘッジファンドBMキャピタルに預け入れています。

私は理論は理解していますがこのような銘柄を見つけるのは財務諸表を一つ一つ精査しなければいけず途方もない時間がかかります。

また本格的なバリュー株投資の基準を満たす銘柄は東証一部ではない市場に存在している知名度の低い銘柄なことも、発見が難しい要因になってます。

しかし私が多くのポーションを預けている本質的な理由は別にあります。それはある程度の資産規模を持ったファンドという形態の方がバリュー株投資の欠点を補完することが出来るからです。

今まで無敵の投資手法のようにバリュー株投資を紹介してきましたが、唯一の欠点があります。

それは値下りリスクは低いが値上がりまでに長い時間がかかる可能性があるということです。

先程のデパートの例で説明すると分かり易いのですが、デパートの端っこで売られているので誰にも発見されずに、安値のままで放置されてしまうということがありうるのです。(参照:バリュー株投資の欠点)

その為、提唱者のグレアム自身も自らグレアム・ニューマンファンドといわれる世界初のヘッジファンフドを組成して、バリュー株銘柄を大量に保有しました。

大量に保有した上で、経営者に株式価値を向上させるよう自社株買や配当金の拠出を提案し、市場の脚光を浴びて能動的に株価を引き上げ順調な成績を上げていきました。

【参照】
代表的な株主還元策である自社株買いについてわかりやすく解説する
株主還元策である配当(増配)と自己株買いの違いについて解説する

少数しか持ち分のない個人の投資家の話には耳を傾けませんが、大株主となるファンドの提言には真摯に向き合わないといけないので、ファンドで投資を行った方が効率が良いのです。

また圧倒的に割安に放置されていた株が、市場の脚光を浴びると些細なニュースでも急騰するので、大きな利益を獲得することができるのです。(過去のBMキャピタル投資事例)

投資信託という選択肢はあるのか?

まず皆さんプロに預け入れる場合に、思い浮かぶのは投資信託ではないでしょうか。

そもそも投資信託でバリュー株投資を行っているという場合は基本的に低PER、低PBR株に投資をするというもので本格的なバリュー株投資を行っている投資信託は存在しないので候補となりません。(参照:真のバリュー(割安)株投資を実践する投資信託は存在しない)

そうして当ブログで何度も指摘しているのですが、投資信託は長期投資に向かない手数料を徴収することだけの手数料ビジネスとなってしまっているので、投資商品として全くおすすめできません。

金融庁の森長官も以下のように自国の金融商品である投資信託に辛辣な指摘をしております。

「日本の投信運用会社の多くは販売会社等の系列会社となっています。投信の運用資産額でみると、実に82%が、販売会社系列の運用会社により組成・運用されています。系列の投信運用会社は、販売会社のために、売れやすくかつ手数料を稼ぎやすい商品を作っているのではないかと思います。
これまでの売れ筋商品の例をみても、ダブルデッカー等のテーマ型で複雑な投信が多く、長期保有に適さないものがほとんどです。こうした投信は、自ずと売買の回転率が高くなり、そのたびに販売手数料が金融機関に入る仕組みになっています。」

ここでは投資信託の問題点について詳しく説明するのは避けますが、気になる方は以下に纏めていますのでご覧いただければと思います。

【参照】
投資信託を買うべきではない理由を徹底解説
投資信託を購入するリスクをわかりやすく説明~窓口営業の嘘を暴く~

ヘッジファンドという選択肢

ヘッジファンドというと聞きなれないという方もいらっしゃると思いますが、投資信託が公募おファンドなのに対して、ヘッジファンドは私募のファンドという違いがあります。

投資信託は公に宣伝を行うことが出来ますが、私募ファンドは金商法の関係で公に宣伝を打てない為、あまり一般には知られておらず謎に包まれているが故に怪しいと思われがちな投資先となっています。

しかしハーバード大学の基金や日本の機関投資家、欧米の大富豪達も積極的にヘッジファンドを利用しております。(ヘッジファンドを始めとしたオルタナティブ投資の必要性)

ヘッジファンドはどのような環境でも市況環境を言い訳にすること収益を出すことが求められる絶対収益型のファンドです。

この項では上記のように軽く説明しましたが、ヘッジファンドについてはヘッジファンドカテゴリーで詳しく纏めていますのでご覧いただければと思います。

本格的なバリュー株投資を行っている投資信託は存在しませんでしたが、ヘッジファンドには私の投資しているBMキャピタルのように本格的バリュー株投資を行っているファンドが存在します。

BMキャピタルでは運用開始から5年以上が経過していますが、半年ベースでマイナスの運用成績を出した年はなく、市場平均をアウトパフォームしております。

以下は私が投資を始めた2015年からの投資実績ですが、市場平均である日経平均が大きく落ち込んだ2015年、2016年も本格的バリュー株投資を基本戦略としている為、見事にほぼ無傷で乗り切っています。

また以下のグラフにはありませんが、直近相場が急落した2018年1月から3月期もン日経平均が10%近く下落するなか、ほぼ無傷で乗り切っており下落耐性の強さを維持しています。

BMキャピタルについては詳しく解剖していますので、是非参考にしてみて頂ければと思います!

【まとめ】BM Capitalの全てを解剖
BMキャピタルは怪しい詐欺ファンドなのかを投資家目線で徹底解剖
BMキャピタルの運用手法を徹底解剖
BMキャピタルの最低出資額について解説
BMキャピタルに出資の問い合わせをする方法

新興国株式投資

先程紹介したバリュー株投資は下落リスクを極限まで抑えて5%~10%の利回りを継続して出し続けるのに適した投資手法です。

一方、今から紹介する新興国株式投資は20%以上を狙っていく攻めの投資手法です。詳しくは新興国カテゴリーで特集していますが、今回はなぜ新興国投資が魅力的なのかという点を説明していきたいと思います。

相対的に割安な株式市場

まずが以下をご覧ください。


(参照:JP Morgan Asset management)

株式市場の時価総額は本質的には企業の利益に紐づき成長していきます。企業の利益と概ね連動するGDPを見て頂くと既の40%を新興国が占めています。

しかし一方の株式時価総額は12%を占めるに留まっています。本来であれば現状の3倍程度に値上がりしてもおかしくない状況になっています。

今後も加速する経済成長

現在でも85%は新興国のGDPが占めていますが、今後も先進国の人口が横ばいであるのに対して新興国の人口が拡大していくことが以下の人口ピラミッドを見て頂ければ分かると思います。

日本の高度経済成長も人口ボーナスが最大の要因でしたが、人口の増加が経済成長の一番の原動力であることは今も昔も変わりません。

今後も先進国に対して、早いペースで成長していくことは確実で、実際に直近の成長率は以下のように先進国を2%程度上回り続けています。

おすすめの新興国投資

基本的に魅力的な新興国投資ですが、国によっては高成長フェーズが既に終了していたり、株式市場が過大に評価されている新興国もあります。

成長が著しく尚且つ株式市場が圧倒的に割安な新興国株式に投資をすることにより、大きな利益を得ることが出来ると確信しています。

狙うべきは④のカテゴリーに属する国ということですね。各カテゴリーの国について分類しておりますので新興国分析を参考にしてみて下さい!

総括

資産運用は危険なものではなく自分の資産を守る為に必ず行った方がよいことが、歴史的にも今後予想されるインフレや年金減額という未来からも必要である。

資産運用を行う上では派手な利回りを求めるのではなく、下落リスクを極力ミニマイズしたバリュー株投資を主軸に置くヘッジファンドへの投資を中心に添えるのが効果的である。

また一部攻めの投資を行いたい方には、成長力の高い新興国投資を行うことにより資産分散を行うと共に攻守にバランスのよい資産運用を行うことができる。

 

以上!